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AI絵師になってイラストを描き、テーマを知らない偽物絵師をあぶりだす人狼系パーティーゲーム『AIアートインポスター』がiOS/Android/Steam向けにリリース

AI: Art Impostor (App Store 無料 / GooglePlay 無料 / Steam 520円)
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昨今話題のAIイラストを、遊び心たっぷりに組み込んだゲームが登場。
『クラフトピア』で名をはせた株式会社ポケットペアより、AIイラスト生成を利用したお絵かきパーティーゲーム『AIアートインポスター』が App Store / Google Play / Steam 向けにリリースされた。

本作の舞台は特定のテーマに沿った絵を描いて公開するアーティスト(プレイヤー)の集会。
その中には1人だけ、テーマをざっくりとしか知らない“インポスター”が存在する。
アーティストたちはインポスターに正確なテーマがバレないように、それでいてテーマに沿ったイラストをAIで生成し、発表しなければならない。
一方、偽物は正体がバレないようにイラストを生成しつつ、テーマを探らねばならない。

で、そのイラストを描くのはAIだから、ときに思いもよらぬイラストが生成されてしまったり、逆にテーマ直球すぎるイラストが生成されるなどして楽しいトラブルが頻発する。
早速遊んでみたが、AIイラストという新しいエンタメを生かした楽しいパーティーゲームだった。
公式のPVはこちら。


イラストを描く過程は以下の通り(画像はインポスターのもの)。
まず、インポスターにはジャンルのみが知らされる。
一方、アーティストにはジャンルとお題(例えばリンゴとか)が提示される。
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そして、AIに「Fruit(くだもの)」などと生成するイラストのキーワードを渡すと数枚のイラストが生成される。
その中から1枚を選んでほかのプレイヤーに公開する、という流れだ。
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全参加者が2枚のイラストを公開するとインポスターを探す投票が始まり、ここでインポスターが発見されなければインポスターの勝利となる。
また、インポスターが見つかっても、インポスターがお題をあてることができればインポスター側の勝利。
アーティスト側は、巧みにイラストを描いてインポスターを騙し切らねばならない。
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▲インポスターを追い詰めろ!

実際のプレイ動画はこちら。
ゲーム内にボイスチャットがついており、その気になればアプリ単体でしゃべりながら遊べる。


アナログゲームの『エセ芸術家ニューヨークへ行く』というゲームのルールほぼそのままなのだが、AIイラストを利用するとプレイヤーの思った通りにプレイできず、また別の楽しさが生み出される。
最新技術を活かしたうまい派生ゲームと言えそうだ。

なお、現在はAIイラスト生成に使用するサーバー負荷を軽減するためスマートフォン版については単体では遊ぶことができず、Steam 版購入者から招待コードをもらったプレイヤーのみが遊べるとのこと。
1本のゲームで4つのコードを発行できるので、誰か1人がSteam版を買って、ほかのプレイヤーにコードを発行するといいだろう。

アプリリンク:
AI: Art Impostor (App Store 無料 / GooglePlay 無料 / Steam 520円)

関連リンク:
エセ芸術家ニューヨークへ行く - オインクゲームズ