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Googleストリートビューで函館を観光しながら、初恋の女性と過去の記憶をたどる『路地を曲がれば~海峡の故郷~』がAndroid向けに配信開始。ドリームキャスト『北へ。』リスペクトゲーム

路地を曲がれば~海峡の故郷~ (GooglePlay 520円 / Steam 520円)
選択肢
北へ行こう。そして、Google ストリートビューで函館を観光し、幼い日の記憶を取り戻そう。
プロジェクト『路地を曲がれば』より、トラベルコミュニケーションゲーム『路地を曲がれば~海峡の故郷~』が Google Play 向けにリリースされた。
価格は520円。
少年時代を一緒に過ごした幼馴染であり、初恋の相手でもある女性から手紙を受け取った主人公は函館へと帰郷する。
そして、幼馴染と故郷を巡りコミュニケーションをとり、かつての記憶を少しずつ取り戻していくというアドベンチャー。
Googleストリートビューを利用し、実際に函館の街の風景を見ながら移動するという独特の表現が魅力だ。

PVはこちら。


本作はかつてドリームキャストとプレイステーション2で発売されたハドソンのゲーム、『北へ。』のリスペクトから始まったものだという。
『北へ。』とは、北海道の観光地をめぐり8人の女の子たちに出会い、交流するノベルアドベンチャーゲーム。
北海道活性化キャンペーン『MOVE ON北海道=北からの声かけ運動』に協賛して実写で実在の店なども登場する一種の観光案内ゲームとしての側面もあり、それが売りの1つだった。
で、本作は女性とともに観光地を巡る要素をGoogleストリートビューで今風に表現しているわけだ。

オープニングが終わると、Googleストリートビューが画面に展開し、函館の町を自由に移動できるようになる。
ストリートビュー

Googleストリートビューで移動し、イベントの発生する地点に移動すると少女とのコミュニケーションが発生し、物語が展開。
ときには選択肢もあり、その選択次第でヒロインの好感度が変化し、エンディングが変化する。
イベント発生

筆者としては、主人公とヒロインの語りが湿っぽく、やや鬱々とした空気で会話が続く序盤が「久々に帰ってきた古郷」と「故郷を忘れていた気まずさ」のようなものを感じさせて良かった。
プレイ時間は2~5時間とのことだが、最後までプレイしたくなる味を感じられた。
イベントイラスト

スマホ版は先行するSteam版よりも音質が落ちる(容量削減のため)が、Google ストリートビューを見る際にスマートフォンを傾けることで、函館の街の風景をぐるりと見て回れるという利点がある。
スマホ越しにぐるぐると景色を見まわすと、観光気分はかなり盛り上がる。
一方で、プレイに支障をきたしかねないほど文字が小さいという欠点もあり、このあたりはアップデートでの修正を期待したいところか。
イベント中

実際のプレイ動画はこちら。


 
アプリリンク:
路地を曲がれば~海峡の故郷~ (GooglePlay 520円 / Steam 520円)