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クトゥルフ神話モチーフのTRPG風ゲーム『Cthulhu Mythos ADV 闇に囁く狂気』がiOS,Android,PC向けに配信開始。SAN値を削りながら狂気の漏れ出す廃病院を脱出せよ

Cthulhu Mythos ADV 闇に囁く狂気 (App Store 1,000円 / GooglePlay 1,000円 / Steam 1,200円 / DLsite 1,210円)
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狂気が漏れ出すクトゥルフ神話系物語を、TRPG気分で遊ぼう。
Gotcha Gotcha Games から、TRPG感覚でクトルゥフ神話系の物語を楽しむ『Cthulhu Mythos ADV 闇に囁く狂気』が Steam、DLSite、iOS、Android 向けにリリースされた。
本作は、見知らぬ廃病院で目を覚ました主人公が、仲間と共に異形に立ち向かい、謎を解いて脱出を目指すアドベンチャーゲームだが、単に結果が決まりきった選択肢から行動を選ぶゲームとは少し違う。
行動に対してサイコロを振って成否を決定する仕組みを導入しており、プレイヤーの選んだ行動が運によって成功するときも、失敗するときもあるわけだ。
これによってプレイヤー判断だけでなく、ときにサイコロ運によって運命が決まり、分岐するエンディングを楽しめるようになっている。

プレイヤーは最初に、ランダムで主人公の能力値を決定する。
これは望みのキャラができるまで何度でもやりなおせる。このズルを許容する流れは、ちょっと懐かしさを感じた。
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ゲーム自体はポイントクリック型アドベンチャーとして進み、これはスマートフォンでもおなじみの脱出ゲーム系と思ってくれればいい。
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ただし、「鍵を開ける」とか「聞き耳を立てる」とか、特定のアクションには成功率が表示され、この選択を選ぶと、プレイヤーの能力値とサイコロの出目(低いほどいい)によって成否が決定する。
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▲サイコロで成否が決定する選択肢は、成功率が表示される。

プレイヤーの正気度を示す“SAN値”や、現在の状況、さらにアクションの成功率を考慮して遊ぶゲームになっている。
なお、特定条件を満たしてゲームを終えることで行動の成否を操れるようになるので、ある程度遊んだあとは物語を細部まで自由に眺められるようだ。
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▲そして、選択するとサイコロが振られて成否が決定する。

実際にプレイしてみたが、TRPGとはいかずとも変わり種アドベンチャーとして楽しめている。
また、登場人物の情報や設定が細かく読める資料もあり、このあたりは「設定マニアの人が作ったTRPGシナリオ」感が出ていて良かった。


プレイヤー1人1人がゲームの登場人物になりきって会話することで物語が展開し、サイコロを振って行動の成否を決定するアナログゲーム『クトゥルフ神話TRPG』は知られているが、TRPGを遊ぶには準備も手間も必要だ。
そういった手間なくTRPG気分を味わいたいなら、本作は結構よさそうだ。
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価格はプラットフォームによって異なるが、2022年10月19日時点ではDLSiteで配布されているクーポンを使用すると910円と最安で購入可能。
スマートフォン版は1,000円、Steam版は1,200円となっている。
内容は同じようなので、価格を考慮して好きなプラットフォームと選ぶといいだろう。

アプリリンク:
Cthulhu Mythos ADV 闇に囁く狂気 (App Store 1,000円 / GooglePlay 1,000円 / Steam 1,200円 / DLsite 1,210円)