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『すみれの空』iOS版配信開始。日本風の山村を舞台に、1日で消えてしまう精霊との時間をせいいっぱい生きる童話風ゲーム。 Android版も事前登録開始

すみれの空 (App Store 730円 / GooglePlay 事前登録/ Steam 520円)
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GameTomo は、引っ込み思案な少女が過ごす不思議な1日を描いた『すみれの空』を App Store 向けにリリースし、Google Play での事前登録を開始した。
家族が倒れ、苦境に立たされた少女スミレは精霊と出会い、願いをかなえる契約を交わす。
願いをかなえるために行動できる期間はたった1日。
朝に旅立ち、日が暮れる頃には、彼女は何を思い、どう変わっていくのか…?
柔らかく美しいビジュアルの世界では、動物や地蔵などと会話でき、少女はそのなかで決断を下し、その結果で物語は変化する。
1日の中で人見知りな少女スミレがさまざまな経験を積み、最後に出会うものを見届けよう。

公式PVはこちら。


本作の見どころは、まずビジュアル。
日本をモチーフにした(日本人スタッフが多いからか、まったく違和感がない!)田舎の風景は歩き回るだけで心癒されるものがある。
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フィールドにはカエル、カラス、お地蔵様などさまざまなキャラクターが待ち受けており、精霊と契約しているスミレにはその言葉がわかる。
彼らと会話し、お願いを聞くのか、聞かないのか、その判断によって物語は少し変化していく。
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次々と新しいキャラクターが登場して会話が積み重なっていく様子は子供向けの絵本のようでもあるが、その背後には残酷な童話のような気配もわずかにちらつく。
こういった部分で物語にも引き付けられ、ゲームとしては前に歩いていく一本道のアドベンチャーなのに飽きがこない。
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実際のプレイ動画はこちら(動画の都合で黒帯が左右に入っているが、実際のプレイでは左右きっちり埋まるのでご安心を)。


短編の面白い物語ゲームを探しているのであれば、本作は間違いなくお勧めだ。
App Store の価格は730円と Nintendo Switch 版の990円より少し安いが、4月7日現在 Steam では520円で販売されている。
どこで遊んでも良いゲームに変わりはない(スマホ版の操作もきっちり最適化されている)ので、価格をとるか、遊びたいプラットフォームをとるか、好みで買うといいだろう。

アプリリンク:
すみれの空 (App Store 730円 / GooglePlay 事前登録/ Steam 520円)