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江戸前ねこゲーム『ねこしろ』、オールドフィルム風の残虐アクション『転校生』開発者、手足が使えなくなったため開発終了を発表。今はYoutubeに場を移して活動中


猫だけが暮らす江戸時代風の街で、漁業に精を出し、海鮮料理屋を営むゲーム『ねこしろ』というゲームはご存じだろうか。
もしくは、女学生が刃物を持って同級生を襲うアクション『転校生』は?
この2つの開発者である Kitten は、手足が使えなくなったためゲーム開発が不能になり、Youtube動画を公開するクリエイターに転向したことを発表した。
現在、Youtubeにはこれまで彼が作ったゲームの記録と、プロフィールなどが掲載されている。

ねこしろは、きらびやかな街並み、せっせと動くねこたちのユーモラスな描写でファンを獲得していた放置・経営ゲームの一種。

転校生は5章に分けて制作されていたアクションゲームで、1章が発表されるや古いフィルムのようなビジュアル、滑らかかつ残虐なアクションが話題となり、注目を浴びていた。
これらが完成しないまま終わってしまうのはなんとも悲しい。

動画では、日本で人気のあった『転校生』に関して日本語字幕付きで紹介されている。
これは『ドンキホテ・オンライン』。
年齢が低いだけで量刑が軽くなることに疑問を持ったことなどがゲームの素材として使われており、残虐なアクションゲームになったという。
この時点でかなり印象深い。


ネクソンやカジノゲームなど、多数のゲーム会社で働いていた彼のやっていたことも動画にまとめられている。
オンラインゲーム経済、カジノゲームの確率操作疑惑、NFTゲームに対する考えなど、興味深い話が続く。


楽しかったゲームが、期待のゲームが、ある日突然に開発終了となることも驚きだが、なにより開発者を襲った不幸は痛ましい(チャンネルに公開されている他の動画を見ると、現在の姿を見ることができるが少しショックを受けるかもしれないので注意)。
上で掲載したYoutubeの概要欄を見ると、KittenへのPaypal寄附窓口のURLが掲載されている。
これらのゲームのファンの方は、何かしら送ってみるといいだろう。
開発不能になってまで、自らが作ったゲームの姿を残そうとする開発者の心の支えになるかもしれない。

関連リンク:
병용입니다 - YouTube