『アーチャー伝説』のHABBYから、お手軽、ゲーマーもハマる、中毒性の高い作品がまたも登場した。
狙い澄ました角度でボールを発射してブロック（敵）に当てて消す『ブロック崩し』と、『アーチャー伝説』のハマるノウハウを組み合わせた『ポンボール』である。
ブロック崩し系ゲームとして、システム自体はどこかで見た気もする内容なのだが……遊んでみるとびっくり。
暴力的な爽快感がプレイヤーを支配し、気づけば続けて遊んでいる。
そんな、中毒系のゲームが『ポンボール』だ。
暴力的な爽快感がプレイヤーを支配し、気づけば続けて遊んでいる。
そんな、中毒系のゲームが『ポンボール』だ。
まず、『ポンボール』のプレイの流れを説明していこう。
本作はステージクリア型のゲームで、ゲームをスタートするとステージ奥にランダムに敵ブロックが配置される。
それに対して、プレイヤーはスライド操作でボールの発射角度を決め、指を離すと画面下からボールが発射されていく。
ボールは壁や敵ブロックに当たったボールを反射し、 画面下に落ちるまで何度でも当たった敵にダメージを与える。
▲プレイヤーはボールを複数持っており、持っているボールは同じ角度で一度にすべて発射され、小気味よい音を連続が連続で鳴り響く。
ボールがすべて画面外に消えると時間が経過し、追加で画面上に敵が出現。生き残っていた敵は1マス下に移動する。
倒し損ねて、移動を繰り返した敵が画面下に到達するとプレイヤー側がダメージを受け、HPが減ってしまう。HPがゼロになるとステージ攻略は失敗だ。
プレイヤー側に有利に働くパワーアップアイテムも毎ターン出現し、緑色のボールはプレイヤーの所持するボールを1つ増やし、青い箱を取るとランダムに提示されるスキルから1つを選んで取得できる。
「当たった敵を凍結させるボール追加」、「ダメージが大きいが反射しないボール追加」、「30ヒットごとにボールが分裂」など、スキルはどれも協力で、さらに効果はすべて重複する。
ヒット数に応じて特殊攻撃が炸裂する組み合わせを使って良し、特殊ボールを使い分けて敵を倒して良し。
ゲームを進めると特殊な能力を秘めた装備が手に入り（ガチャとステージクリア時のドロップ報酬で手に入る）、その効果とスキルの相乗効果を狙う楽しみもある。
そんなこんなでスキルを増やし、敵を倒して生き延び、最終ターンまで生き延びてボスを撃破できればステージクリアとなるわけだ。
ゲームの流れを説明したところで、「暴力的な爽快感があり、気づけばやっている」なんて一文から紹介を始めるほどの面白さについて紹介していこう。
こういったタイプのゲームでは「プレイのたびに異なる戦術が～」とか、「ランダムスキルが偶然揃ってコンボが～」とか小難しい説明をしがちだが、本作の魅力はシンプル。
とにかく、上手いところにボールを発射して、うまく反射してヒット数が上昇するだけで楽しいのだ。
単純に音や見た目の演出が良くて、撃って、当たって気持ちいい。それだけ。
ステージ中でパワーアップアイテムを取るほどに発射されるボールが増えていき、取得したスキルによって次々と演出が重なっていく。
ボールを発射して一定時間以上が経過するとボールが加速し、そのぶん演出も加速。
200ヒット、300ヒット、1000ヒット……めまぐるしく数字が動き、ボールが乱舞し、音が響き続ける。
『ポンボール』角度調節して神の一撃を放てた瞬間がほんと気持ちいい。 pic.twitter.com/fDvye3H5qC
— 寺島壽久/ゲームキャストの中の人 (@gamecast_blog) December 30, 2021
敵を攻撃する演出が気持ちいい。
プレイヤーが上手く遊べばさらに爽快になる。
それだけ。しかし、それだけでずっと遊べてしまう。
プレイヤーが上手く遊べばさらに爽快になる。
それだけ。しかし、それだけでずっと遊べてしまう。
いわゆるガチャソーシャルゲームでは、ある程度進めると敵が強くなりすぎたり、逆に序盤はプレイヤーが強すぎて面白くないこともある。
が、本作ではステージをクリアすると少しだけ敵が強い新ステージが登場し、プレイヤーもステージ内で手に入れた装備、お金などで少しずつパワーアップし、常に敵とプレイヤーの能力が釣り合うように設計されている。
連続ヒットを出して気持ちよくなれるバランスを保ち続けているのでハマる。
本作と似た構造を持つ『アーチャー伝説』からの改良されていることも、この面白さを底上げしている。
『アーチャー伝説』では、能力が上がるまで時間がかかり、同じステージに挑戦し続け、飽きることもあった。しかし、本作は毎日新しいステージ攻略が可能な程度に抑えられており、少し詰まっても、ゲームを起動していない間に経験値とお金が貯まるので寝て起きれば先に進める配慮もある。
つまるところ、常に気持ちいいコンボがたたき込める……ハマり度の高い状況を保つ設計なのだ。
スタミナ制でやめるタイミングがなければ、ずっと続けていたかもしれない。
▲どれだけ進んでも気持ちいいし、敵が強すぎて萎えることもない。
細かい部分では、『アーチャー伝説』と違って明らかに弱いスキルがないから毎プレイそれなり以上に満足いくスキル構成が可能だし、登場する敵に応じて有効な装備も異なるから使い分けの楽しみも多少ある。
基本ルールは革新的ながら、細かいところが粗かった『アーチャー伝説』を洗練した作りと言えるだろう。
課金要素としては、キャラクター強化目的で装備ガチャ、さまざまなアイテムが手に入るバトルパス（プレイするほどアイテムが手に入る）、アイテムやガチャ石が手に入る各種お得パックなどが用意されている。
盛りだくさんの課金パックがあって驚くが、基本的には購入しなくてもゲームを楽しめる。というか、腕に覚えのあるゲーマーほど装備ではなくコンボで攻略することが楽しいゲームになっているので、ぜひ課金しないで遊んでみて欲しい。
課金は遊びたい編成（特定の装備を組み合わせると、スキルが強力になったりする）ができてからで充分だ。
プレイ動画：
概要：
ブロック崩し＋バトルのカジュアルゲーム。とにかく演出の爽快感だけで遊べる評価：8（かなり面白い）
おすすめポイント
＋ 演出が爽快
＋ プレイヤーがナイスショットを放つと、コンボが派手に見えるしてやったり感
＋ 爽快に遊べるバランスが保たれる設計
＋ 爽快に遊べるバランスが保たれる設計
気になるポイント
－ 同じことをずっとやっている気持ちになることはある。
アプリリンク：
ポンボール (App Store 無料 / GooglePlay 無料)
販売：HABBY（日本）
レビュー時バージョン:1.4
課金:パワーアップ系課金。課金しなくても遊べるが、課金し始めるとかなり高額アイテムもアルので注意。
ライター：寺島壽久（ゲームキャスト トシ）
ゲーム紹介サイト、ゲームキャスト管理人でゲームライター。
アクション、新しさのあるゲーム、旅を感じるゲームが好き。
Twitterでも情報発信中。
