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『龍が如くスタジオ』代表、『スパイクアウト』や『デイトナUSA』の名越稔洋さんセガ退社を発表。『ジェットセットラジオ』から叩き上げの横山昌義さんが龍が如くスタジオトップに

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『龍が如くスタジオ』の代表で知られる名越稔洋さん、同スタジオのキーメンバーである佐藤大輔さんがセガを離れることが、公式サイトで発表された。
名越さんは、『スパイクアウト』や『デイトナUSA』などのディレクターとして活躍し、2000年の分社化の際は開発会社の1社アミューズメントヴィジョンの社長をまかされた古参メンバー。
佐藤大輔さんは『F-ZERO GX』ステージディレクターなどの経歴を経て『龍が如く』に1作目から参加し、『龍が如く 見参!』からはディレクターを、2012年に部長就任以降は龍が如くスタジオのプロデューサーを担当していた。

名越さんは「今日から新生・龍が如くスタジオが誕生します。つまりタイトルは今後も継続されていきます。そこで果たしてどんなタイトルが生まれるのかは私もわかりません。しかし新しい世代が予てから積み上げてきたものをより一層高めながら、素晴らしいタイトルを世に送り出してくれると信じています」と語っており、発表と同時に新生『龍が如くスタジオ』の顔ぶれと、『龍が如く8』制作中の発表もなされ、スタジオが健在であることも伺わせた。
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新体制のトップは、横山昌義さん。
『ジェットセットラジオ』プランナー、『ジェットセットラジオフューチャー』チーフプランナー、そして初代『龍が如く』から参加し、『龍が如く0』ではチーフプランナーとして着実にキャリアを積み上げてきたたたき上げ。
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▲『ジェットセットラジオ』。Xbox版

そのほか、公式サイトの写真には『龍が如く7』を成功に導いたスタッフの顔ぶれが並んでおり、ゲームのコア部分のスタッフが残っていることもわかる。
今思うと、『龍が如く7』は引き継ぎも兼ねた壮大な転換策にも見える。
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スタジオを離れる2名の今後に関しては、触れられていない。
ネットイース、セガの著名ゲーム制作者獲得で交渉-日本進出を拡大 - Bloombergなどと過去にも話題が上がっていたが、セガ退社後も『Rez』や『テトリスエフェクト』などで活躍する水口さん、『シェンムー3』で社内にいた頃の続きを作る鈴木裕さんのように、何かしらゲームを作ってくれることが楽しみにしたい。

関連リンク:
「龍が如くスタジオ」からのお知らせ | セガ公式サイト