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合成音声は感情表現の時代に。AI音声制作の『CoeFont CLOUD』にて、合成音声で喜怒哀楽の表現が可能に。ゲームでの利用も可能

2021-09-18_17h15_22
株式会社Yellstonは、人間の声から合成音声を作れる CoeFont CLOUD にて、感情表現に対応したことを発表した。
CoeFont CLOUD とは、声を収録することで、自分の合成音声として利用できるようになる AI 音声合成プラットフォーム。
従来の1文字ずつ繋げて音声にするようなサービスとは異なり、AI を活用して本人が話しているような音声を作り、会話をしているような体験ができることが特徴。
個人の声で気軽に合成音声が作れるため、喉頭がんや下咽頭がんなど喉のがんにより声帯を摘出し、声を失った患者なども元の声に近い音声で人と会話できるようになるというサービス。
このようなサービスは従来は50万円・10時間以上の収録を必要としていたが、本サービスでは、500円・15分の収録から、AI によってかなり自然な発声の声が手に入るとしている。
これまでは平坦に読み上げるものだったが、今回は喜/怒/哀/楽4つの感情が使えるようになり、より会話に近づいた。

ゆっくりのゲーム実況読み上げなどを聞いていると、「そんな合成音声で会話できるの!?」とも思いがちだが、実際、TBS における特集でもコレが利用されているシーンが見られる。
 

そして、今回発表された感情機能はこの通り。
プロの演技や、普通の会話と比べれば違和感があるのは間違いない。
しかし、きっちり感情を感じるし、会話としても違和感が低め。


すでに、声優の CoeFont なども公開されており、本サービスはゲームでの利用も問題ないとされている。
WEB などで作成した CoeFont が利用されるたびに、CoeFont の作成者に収益として還元される仕組みもあり、軌道に乗ればさまざまな声が登録されることが予想される。
技術が進めば予算が低いゲームなどで積極的な利用もありうるだろう。
CoeFont CLOUD は、以下のページから、30日間無料で体験できる。

関連リンク:
CoeFont CLOUD