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Apple、新型iPad miniとiPad発表。iPad miniは最新GPU5コアの高性能版A15チップを搭載

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これが、今回の発表の目玉だ。
米Appleは9月14日、新型 iPad mini と iPad を発表した。
新型 iPad mini ではベゼル幅が狭くなり、前世代とほぼ同じサイズながら画面は7.9インチから8.3インチへ拡大。
色はスペースグレイ、ピンク、パープル、スターライトの4色。
電源ボタンにTouch IDを搭載し、5G通信やUSB-C端子を新たに搭載。
Apple Pencil の第2世代にも対応している。
さらに、iPhone 13 Pro などにも採用された高性能版の A15 Bionic チップを搭載している。
日本での価格は 64GB モデルが59,800。256GBモデルが77,800円、出荷は9月24日に発売となる。

注目すべきは採用しているチップセット。
この発表会では Apple の携帯向け最新チップとして A15 Bionic チップが発表されたが、これには通常版と、iPhone 13 Pro シリーズ向けに GPU コアを増やした高性能版の2種類がある。
iPad mini に積まれるチップは高性能版 A15 Bionic で、CPUで40%、GPUで80%、ニューラルエンジンは2倍も高速化しているという。
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なお、この40%などの速度に関してだが、iPad mini の前世代は A12 チップを採用しており、iPad Air が A12 から A14 へ変化したとき、Apple はCPU性能が40%、GPU性能が30%向上と説明されていたから……もしかしたら、A15 チップは GPU 性能向上がメインで、その他の性能は A14 と大きくは変わらない可能性もある。
ただ、ニューラルエンジンは A12 → A14 の時点で2倍を超えていたはずなので、そうなるとさらに計算能力が高くなった A15 の説明としては機械学習速度2倍は計算にあわない。
このあたりはさらなる情報を待つ必要がありそうだが、A15 Bionic がグラフィック面で素晴らしい性能を持つことだけは間違いなさそうだ。

そして、サイズは195.4×134.8×6.3mm、重さは293gで、セルラーモデルが297g。
なんと、前モデルよりも10g程度軽くなっている。
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ディスプレイは Liquid Retina 、2,266 x 1,488ピクセル解像度、326ppi、500ニト。
カメラは背面に12MP、前面に12MP超広角カメラを採用。LiDARは搭載しない。

正直なところ、今回の Apple の発表でも、これだけ小さくて、価格は抑えめで、性能が高いとなるとかなり気になる。
性能発表が曖昧だったため、A15 Bionic と iPad Pro のベンチマーク結果が出る頃まで待って買うのが賢明とも言えそうだが、たとえ M1 に負けていたとしてもこのサイズの中では最強のタブレット、という位置は揺るがないだろう。
ゲーマー的に、今回の目玉は iPad mini A15 モデルといっても良さそうだ。

また、今回あわせて iPad の新モデルも発表。
こちらは A13 チップを搭載し、64GBモデルが39,800円、256GBモデルが57,800円となっている。
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関連リンク:
iPad miniを購入 - Apple(日本)