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暗闇に溶け込むほど黒い猫になり、もう1匹の猫を探して迷路を進む『Black cat explores minds』INDIE LIVE Expoで発表。 Campfireで制作の是非を問うクラウドファンディング中

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黒猫になって、暗闇の迷路に忍び込もう。
6月6日に行われたインディーゲーム紹介番組 INDIE LIVE Expo で、筆者が応援している黒猫のアクションパズル『Black cat explores minds』が紹介されたので、ここで紹介したい。
本作は暗闇に溶け込むほど黒い猫となり、闇の迷路を進み、もう一匹の黒猫の元へ行くアクションパズルだ。
予告PVはこちら。


主人公の猫は、暗闇に溶け込み、見えなくなってしまうほど黒い。
大ネズミに追われても……。
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この通り、黒い床に乗れば見えなくなり、大ネズミは素通りしていく。
一方、この状態ではプレイヤーからも猫が見えなくなってしまう。それを利用して面白いことをしよう、というのが本作のコンセプトのようだ。
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ゲームが進むにつれ、色付きのライト、動かせる遮蔽物、跳ね橋、ボス戦などのギミックが登場し、収集要素を追加して部屋の飾り付けができるようになる予定とのこと。

本作は2022年5月リリースの予定となっているが、それに先んじて Campfire でのクラウンドファンディングを実施している。
実施の動機は、このコンセプトがどれだけ人に支持されるのか調べたいという動機で、申し込める支援額は1,200円のセットのみで、27万円調達できれば制作が続けられることになっている。
これで20万円が達成されれば……つまり、225人が支持を表明すればゲームが制作されるわけだ。
目標額に達しなかった場合、お金は返却される。

私はすでに支援していて、応援している側なのでせっかくなのでなぜ応援しているか紹介していこう。


本作を開発する TAM さんは長らくゲームを作っていて、ファミコン風RPG『ヘビの勇者』、フリックだけでアクションを楽しめる『フリック・カンフー』など、TAM さんの作品であれば何かしらの面白さは保証されると思っいて、でれば遊ぶ、買う程度には信頼している。


一方で、ビジュアル面ではインパクトが弱く、最新作の『城塞騎士』などは「遊んでみると面白い、だけどストアで見たら手を出しづらい」の典型になっていた。
『城塞騎士』はランダムに提供される防衛ブロックを積み上げ、オリジナルの城塞を作って敵を倒すローグライク要素のあるディフェンス・アクションゲームだ。
単にランダムに登場するブロックで良いものが出るなどの運に加え、ブロックの積み方で戦いも変わるあたり、システムは良かった。

▲しかし、このビジュアルでは買いづらいのも事実。また、ツメの甘さも感じられた。

で、そんな TAM さんの新しい挑戦が『Black cat explores minds』だった。
たっぷり1年の開発期間を投じて、ビジュアル的にも挑戦しようとしている本作は、開発者 TAM さんの新しい良さを引き出すかもしれないものとして注目している。

気になった方は、下記のリンクから詳細を確認してみて欲しい。
Campfire のページには過去作へのリンクも掲載されているので、「気になるけど金を出すか悩む」という方も、無料ゲームも含む過去作を遊んで考えてもいいだろう。

関連リンク:
Black cat explores minds(Campfire)

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