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進行に応じてUIと、ゲームデザインも変化するSFミステリーADV『EDEN.schemata();(エデン・スキマータ)』発表。シナリオは円居挽さん、ディレクション・開発EIKI`さんが担当

Keyvisual
ゲームが進み、真実が明らかになるたびゲームが変化し、前提も変わる。
全編手描きアニメで描かれる SFミステリーADV 『EDEN.schemata();(エデン・スキマータ)』が発表され、Steam ページが公開された。
本作はシナリオを『ル・ヴォワール』シリーズ・『虚月館殺人事件(Fate/GrandOrder)』の円居挽さんが書き下ろし、マルチエンディングを採用。
ディレクション・開発『幻走スカイドリフト』や『終わる世界とキミとぼく』 などで骨太ゲームに定評のある EIKI` さんが担当。
繰り返しプレイすることで、次々に新たな事実が浮かび上がり、真相へと迫る物になっていく……というのはよく見る要素だが、新たな事実が明らかになるたびにUIが変化し、ゲームの前提も変化しているという。

PVはこちら。


気づくと、目の前にあったのは首のなくなった博士の死体。
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すべての記憶を喪失している「あなた」は、「博士」殺害の容疑者であるアンドロイドの「イヴ」と共に、この事件の真相を解き明かさなければならない。
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▲ゲームはプレイヤーの主観視点で描かれる。右側にいるのはヒロインであり容疑者のアンドロイド、イヴ

まだ詳しくは明かされていないが、ゲームの進行に応じて、UIやゲームデザインも変化していく、という仕組みは非常に気になる。
ストーリーとUIが寄り添い、ゲームデザインが変化することで全編を通して新鮮な感覚のトリックを体感できるとのこと。
UI_JP3

プレスリリースでメインスタッフのコメントが届いているが、コメントからもかなり尖ったゲームであることが類推できる。

シナリオ:円居挽(『ルヴォワール」シリーズ、『虚月館殺人事件(Fate/GrandOrder)』)
企画当初は「先人が散々掘り尽くしたミステリゲームの世界で今更自分にやれることがあるのか?」という気持ちでしたが、開発が進むにつれ「もしかするとゲームというメディアでならば理想のミステリを実現できるかもしれないな」と考え直しました。今回のコンセプトは「何度も解きなおせるミステリ」です。いわゆる多重解決とはまた違った、ゲームにしかできない謎解き体験をお楽しみ下さい。

ディレクション・開発:EIKI`(『幻走スカイドリフト』、『終わる世界とキミとぼく』)
ADVというのは実際の所ノールールの異種格闘技戦だと思います。鮮烈なビジュアルとシナリオに負けない新しいADVの常識破りをお届けします。

キャラクターデザイン・アニメーション:ゆたろう(【FRENZ 2015】東方妖々夢 ~the maximum moving about~ ショートPV風
ゲームのキャラクター表現、ことADV形式の立ち絵表現において今あえて手描きのアニメーションで動かす意義とは何だろうか?「おれには、これしかないんだ!」だけで終わらない答えをなんとか提示したいと思いながら、ADVのレイアウトでアニメーションが持つ快感や生らしさを発揮できるよう、描いています。

サウンド:RD-Sounds(凋叶棕)(『サクラメント』(『バチカン奇跡調査官』ED))
物語とは、つまるところ絵と音とお話の融合です。ゲームシーン、操作、BGM、SE、ストーリー、ビジュアル……。ゲームにおいて「物語」を語るために、それら全ての融合のために、音からできることを突き詰めたいと思います。

シナリオだけでなく、ゲーム内容自体も非常に気になる『EDEN.schemata();(エデン・スキマータ)』は、発売日未定だが Steam ですでにページが公開されている。
気になることは、ウィッシュリストに登録して待っておこう。

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