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Google、自社ゲームストリーミングサービスStadia向けの独占ゲーム開発を停止。ゲーム開発スタッフも離脱が決定

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Google は米国時間2021年2月1日、自社のゲームストリーミングサービス Stadia 向けゲームへの投資をやめ、社内開発を終了することを自社ブログにて発表した。
Stadia 上では『サイバーパンク2077』のローンチが成功したが、このような AAA タイトルの開発費は年々増大しており、膨大な投資が必要になるためコストと見合わないと判断。
今後は当初の予定通りパートナーとの連携を重視していくとしている。
Google は独占ゲーム製作のため『アサシンクリード』シリーズで知られるジェイド・レイモンドさんを迎えて Stadia Games and Entertainment を設立したが、スタッフの多くは離れ、レイモンドさんも Stadia から離脱する。
一方、Stadia 技術の有用性は立証されており、引き続きへの設備投資は続けていくとも語っている。

クラウドゲームサービス『Stadia』は、1つの転換点を迎えた。
自社プラットフォームのために身銭を切り、独自ゲームの開発ができないとあればパートナーも開発に尻込みする。
スタジオを解散するにせよ、ファンに新しい可能性……例えば、パートナーによる独占大作を同時に発表するなどができないのであれば、かなり苦しい状況に追い込まれていると想像できそうだ。

Google は IT 業界の巨人だが、成功の影で多くのサービスが失敗し、ひっそりと終わっている。
今後数ヶ月で大きな発表がなければ、Stadia もまた、そういったサービスの一つになってしまうかもしれない。

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