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22XX年、衰退した日本食文化を救うため1人残った寿司職人が店を開く『わんおぺ寿司』、セクシー対戦パズル『MagiCraze』のべすとまんブースレポート #デジゲー博

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22XX年……日本食文化は衰退の危機にあった!
しかし今、残された1人の寿司職人が立ち上がる!

2020年11月29日に行われたデジゲー博“べすとまん”ブースで展示された世紀末(?)寿司屋経営ゲーム『わんおぺ寿司』と、セクシーキャラの対戦パズルゲーム『MagiCraze(マジックレイズ)』を紹介する。
ゲームキャスト的には『わんおぺ寿司』が面白くて激推しだったので、そちらを中心に。

最初にべすとまんについて紹介しておこう。
べすとまんは普段はゲーム会社に勤務してゲームを作っているが、プライベートで自分の好きなゲームを作るために作られた開発チーム。
つまり、ゲーム開発のプロ集団。
多作で、2020年にも『ナユタとほうき星の旅』と、『ニワテツ』の2作品を発表している。前者はかなりおすすめなので、パズル好きは是非遊んでいただきたい。


で、そんなべすとまんの新作『わんおぺ寿司』は、客の要望にあわせてネタを握って提供する経営する60秒1プレイの寿司屋営業ゲームだ。
まずは紹介映像をご覧いただきたい。

プレイの基本は客の要望に応えて寿司を握ってレーンに放り込む作業となる。
ゲームをプレイしていると客が着席し、アイコンで食べたい寿司ネタのリクエストを行う。
それに対して画面下の寿司ボタンを押すと、ボタンと同じ寿司が即座に握られてレーンに置かれる。
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寿司を放り込み、レーンが回転して客に届けば寿司の代金がもらえる。
ここで握ってから客に届くまでの時間によってハヤい、ウマい、オソい、クサいの4段階の評価がなされ、早いほど売上げが上がる(寿司がおいしいほど金を払う、値札のない回転寿司!)仕組み。
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60秒間、レーンに寿司を放り込み続けるシンプルなゲームだが、世界にたった1人残った寿司職人が経営するだけあって、寿司屋には信じられない速度で注文が舞い込む。
勢いでボタンを押しすぎると食材ロスも出るし、慎重にプレイしすぎると売上げが伸びない。
スマホ初期の人気作『Sally's Spa』など、作業系ゲームを60秒1プレイに煮詰めた内容で、演出は小気味よく、開発中の展示品はすでに面白かった。
『わんおぺ寿司』は2021年に iOS / Android 向けに配信予定となっているので、リリースされたら是非遊んでいただきたい。

そしてもう1作、べすとまんブースには試作中のゲーム『MagiCraze』も展示されていた。
本作はセクシーなキャラクターから1人を選び、他のプレイヤーと対戦する対戦パズルゲーム。

『ぷよぷよ』と『テトリス』で対戦できる『ぷよぷよテトリス』というゲームが知られているが、本作はその影響を受けて作られているパズルで……なんと、選択したキャラクターによって遊ぶパズルが変化する。
デモプレイでは、パネぽん風パズルとぷよぷよ風(でも少し違う)パズルの2つで対戦することができた。
最終的に10キャラクター=10個のパズルを作り、対戦バランスをとるという。
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ちょっと、インディーで作るには大変すぎる内容だと思うが……なんだかんだで、べすとまんの制作速度の速さならきっと作れるのだろう。
これもまたリリースを楽しみに待ちたい。

多作なべすとまんの最新情報は公式 Twitter @vestman_creator で手に入る。
気になる方は、フォローしてチェックしておこう。
また、ゲームキャスト的におすすめの1作『ナユタとほうき星の旅』は下記のリンクから手に入る。無料で世界観・内容ともにきっちり作られたパズルなので、新作が待ちきれない方はこちらを遊んでみて欲しい。

アプリリンク:
ナユタとほうき星の旅 (App Store 無料 / GooglePlay 無料)