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不死の魔女となり、愛した人々の死を見送るRPG『Horizon』、好評を受けて当初の予定より規模を拡大して開発が決定。リリース時期は2021年内へ #デジゲー博

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「不死の少女エリーとなって、戦う人々と共に生き、数々の別れを体験する」という、死別をテーマにしたゲーム内容が話題となった『Horizon』。

本作は兵士を育てて魔物と戦うRPGだが、兵士は使い捨てのコマではなく、誕生してから生きる様子が描写され、その後で死んでいく。
プレイヤーが愛着を持った者が死んでいく“別れのゲーム”として話題になった本作が、2020年11月29日に行われたデジゲー博にて展示されていたので、内容についてもう少しお話を聞いてきた。

公式PVはこちら。


デジゲー博では Indie Game Expo II で公開されたものとは開発中のデモ動画が公開されており、ゲームの開発が進んでいる様子が見て取れた。
兵士たちの生活の様子、談笑したり、たき火を囲んだり、そういった描写に力を入れているとされていたが、デモに登場する兵士たちそれぞれに名前があり、頻繁に会話を繰り返す。
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デモでは赤ん坊から子供へだんだんと成長し、森に迷い込んだ犬が(繁殖して?)大勢で駆け回り、最後に兵士が巨大な魔物に襲われて……というところまで。
年月の変化だけでなく時間の変化、天候の変化などもあり、環境の描写には力が入っているようだ。
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ゲームには短いスパンの時間経過と長いスパンの時間経過があり、短いスパンでは人が生まれ、育ち戦って死んでいく。
長いスパンでみると、世界自体が変化し、森が集落になるような文化の変化もあるとのこと。
主人公の魔女が「このあたりは、昔は森だったのよ」などと懐かしそうに語る姿も見られるかもしれない。

そして、肝心のゲーム内容は「まだまだ開発中ですね」と詳細を教えてもらうことはできなかった。
本来2021年春発売予定のゲームの内容が「まだ」というのはどう考えてもおかしい。
が、詳しく聞いてみると反響が良かったので当初の予定より作り込み、Steam などでのリリースに耐えるボリュームで開発することが決定し、考え直している部分があるという。
当初はスマホの放置RPG的なものとされていたので、これは確かに大きな変化だ。
リリース時期は「2021年ということで」とのこと。

『Horizon』の詳細が明かされるのはまだまだ先になりそうだが、気になる方は開発元の room6 公式 Twitter をフォローして待っておくと良いだろう。

関連リンク:

2020.12.07 修正
当初リリース時期について2020年、2020年春と書いていましたが、2021年の誤りでした。訂正いたします。