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Apple、A14チップを使った新型 iPad Air発表。iPad 第8世代と新しいApple Watch、サービスがお得になるApple Oneも。

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Apple は9月16日、自社の発表会にて第4世代の新型 iPad Air、第8世代 iPad、新型のApple Watch 2種、さらに新サービスとして『Fitness+』と Apple のサービスをまとめて加入する『Apple One』を発表した。
なかでも iPad Air は 5nm プロセスで生産される最新の A14 チップを搭載しており、性能・見た目から完全リニューアル。
新型iPhoneの発表はなかった。

iPad Air の新型は10.9インチの Liquid Retina ディスプレイを採用し、解像度2360×1640。
全面はオールスクリーンディスプレイとなり、Touch IDのセンサーは上部に移動。
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カラーは5種。
スピーカーは4カ所で、ステレオ再生に対応。なお、イヤホン端子はなくなっているようだ。
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チップセットには新たなA14チップを採用。
A12チップと比較してCPUは40%、グラフィクス性能は30%アップ。
全世代に当たるA13チップはA12チップよりもCPU・グラフィックともに20%高速とされていたので、性能向上の幅としては低めと言える。
しかし、最新の5nmプロセスを採用しているため、消費電力の低減度は高そうだ。
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ただし、機械学習についてはA12からA13へ以降時「20%性能向上」とされていたが、A14は機械学習に関して性能が最大2倍としている。
Apple はこのあたりの性能に関してベンチマークなどの実測値とずれることはないので、言葉通りにかなりのパワーアップを果たしたと考えて良さそうだ。
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価格は64GBで62,800円、256GBモデルで79,800円(いずれも税別)。
iPad Pro のアップデートが発表されなかったので、新しい iPad Air は最も性能の高い iPad の1つ、といってもいいだろう。

また、すっかり廉価版の位置に納まった iPad もアップデート。
デザインかわらず、10.2インチディスプレイ、チップセットはA12 Bionic(iPhone 11などに使われている2世代前のチップ)へ。
Smart Keybord、Apple Pencilにも対応して価格は32GBが34,800円、128GBが44,800円(いずれも税別)。
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また、Apple の様々なサービスをまとめてディスカウントするApple Oneのサービスを3プランにわけて発表。
個人向けのプランは Apple Music、Apple TV+、Apple Arcade、50GBの iCloudストレージで月額1100円。
これは Apple Arcade(月額600円)と Apple Music(月額980円)を契約しているなら、セットで少し安くなる計算。
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ファミリープランは最大5人で共有可能。さらに iCloudストレージが200GBに増え、月額1850円。
プレミアプランでは iCloudストレージが2TBになり、さらに Apple News+ と新規サービス Fitness+ が付属して月額29.95ドル(日本向けの提供は不明)となる。

Appleとしての今回の発表の目玉は、新しい Apple Watch だろう。
今回は高機能な『Apple Watch Series 6』と、廉価版の『Apple Watch SE』が登場。価格は Series 6 が42,800円から、SEが29,800円から(いずれも税別)。
Series 6 では血中酸素濃度(SpO2)を測定できるようになった。
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また、動画とApple Watch を利用したフィットネスプログラム『Fitness+』も提供される。
が、こちらは米国やニュージーランドで提供され、日本での提供予定は不明。

やはり、iPhoneの新型が発表されないと少し締らない印象だが……ゲームプレイヤー的には iPad Air がよさそうとか、Apple One が少しお得かな……と思えた今回の発表。

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