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Unreal EngineのiOS/macOS版は引き続き開発可能に。米地裁、AppleによるEpic Gamesのアカウント停止の差し止めを認める

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2020年8月24日、Epic Games が独占禁止法違反などに違反しているとして Apple を訴えた訴訟に関する初の審問が開かれた。
本裁判は、Epic Games の人気ゲーム『フォートナイト』が Apple に納める手数料回避のために独自決済を始め、規約違反で App Store から削除された後、削除の理由となった規約自体が独占的地位を利用した不当なものであるとして Epic Games が Apple を訴えたもの。
これに対して Apple は Epic Games の開発者アカウントを削除すると警告しており、Epic Games の事業の基盤となる Unreal Engine が危ぶまれる事態に発展していた。
今回は裁判の本論に踏み込まず、『フォートナイト』の App Store 削除、および Unreal Engine 開発に必要となるアカウントの削除差し止め請求について判断が下された。

まず、『フォートナイト』を Epic Games の決済を搭載したまま復活させる要求に関しては、認められなかった。
地裁は Apple によるアプリ削除は契約に基づく妥当なものであり、Epic Games の決済を取り除いたアプリをリリースすれば解決され、取り返しのつかない損失にはならないと判断。
裁判所は提出されたインターネット上の投稿などから『フォートナイト』プレイヤーが iOS へ復帰したがっていること、COVID-19の影響下では仮想空間上のエンターテイメントが他の方法で代用できない空間・人の結びつきの提供をすると認識しているが、これらのことを考慮しても『フォートナイト』の復帰については差し止めを認めないとした。

一方、Unreal Engine 開発に必要な開発者アカウントについては停止の差し止めが認められた。
Unreal Engine 開発に関するアカウントが Epic Games ではなく、別法人の Epic International の契約になっていること、また Unreal Engine 開発の差し止めが Epic Games と Unreal Engine を使用する開発者にとって取り返しのつかない損失をもたらす可能性があることが差し止めを認めた理由となる。

とりあえず、Unreal Engine はこれまで通り iOS / macOS 向けにも開発できることとなった。
もし、Unreal Engine に必要な開発者アカウントが取り消されていたら業界内で天地がひっくり返る大騒ぎになったことは予想に難くないので、ここは一安心と言ったところか。

次回の公聴会は9月28日に行われるので、こちらも内容がわかり次第お伝えする。

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