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Epic Games、Appleに続いてGoogleを提訴。「Googleの圧力によって契約が取り消された」事例も訴状に記載

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人気ゲーム『フォートナイト』が App Store と Google Play から削除され、同ゲームをサービスする Epic Games が Apple を訴えたことが話題になっているが、Epic Games は Google とも争うことになった。

Epic Games は、8月13日(現地時間)付けで Google を独占禁止法違反の疑いで訴えを起こした。
そのファイルは「 FINAL Project Liberty G(自由への最終計画 G)」と名付けられており、訴訟に至った経緯、Google が Epic Games を排除するために行ったことなどが記されている。

訴状には、Epic Games が Google Play 外で独自にサービスを実施しようとして Google に妨げられた実例として、下記のような内容が示されている。
16.Epic の OEM の1つであるOnePlusとの経験を例として挙げる。
Epic は OnePlus と契約を結び、Epic Games アプリを通じて Epic のゲームを同社のスマートフォン上で利用できるようにした。
Epic Games アプリによって、ユーザーは Google の Android OS による障害(※)を排除し、『フォートナイト』を含む Epic のゲームをシームレスにインストール・アップデート可能になっていた。
しかし、Google が Google Play を迂回して、Epic がモバイルゲームをインストー・アップデートすることに「特別の懸念」を示したことで、OnePlus は契約を取り消すことを余儀なくされた。 

17.別の OEM である LG は、Epic に対して Google との契約でアプリの直接インストールを許可しておらず、Google Play 外から Epic のゲームをインストール・アップデートする機能を提供できないと語った。

Microsoft Word - FINAL Project Liberty G Complaint.docx - file0.243586135368002.pdfより。翻訳はゲームキャストによるもの。
※Android OS による障害については、外部からアプリをダウンロードするときに16もの手順を踏まないといけないことなど、別項目で示されている
Epic Games は、「Google は Android をオープンなプラットフォームにすることを約束していたが、それを履行せず、独占的地位を悪用している」としている。
Apple に続き、Google まで巻き込んだこの戦いの行方はどうなるのだろうか。