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『Plague Inc. -伝染病株式会社-』開発が新型コロナ対策に25万ドルの寄付。今後WHO監修のコロナ対策モードを実装予定。CEPIは「ゲームは新型コロナ対策の認知を広げるうえで重要」と支持

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伝染病の広がりをシミュレートするゲーム『Plague Inc. -伝染病株式会社-』の開発会社Ndemic Creationsより、新型コロナウイルス対策としてワクチン開発を進める感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)とWHOのCOVID-19連帯対応基金に対して、『Plague Inc.』のプレイヤーを代表して合計25万ドルの寄付を行ったことを発表された。

『Plague Inc. -伝染病株式会社-』は、新型のウィルスを作り出してプレイヤーの意志で進化させていき、パンデミックを引き起こして人類を滅亡させるシミュレーションゲーム。
実際の防疫に関する専門家からアドバイスを受けて作られており、感染が広がるにつれて世界各国で空港が閉鎖されたり、外出禁止になったりと、ゲーム内の様子は今回の新型コロナウィルスの騒動に近い動きを見せることもある。
新型コロナウィルスの流行に伴って注目を浴び、中国では政府に削除されているほど話題になってしまった。

この寄付に対してCEPIのCEOであるリチャード・ハチェット博士は下記のように述べている。
「Ndemic Creationsが、私たちの重要なワクチン開発作業、とくにCOVID-19という前例のない課題に取り組むにあたって惜しみない援助をしてくれたことを大変嬉しく思います。ゲームは現在世界が直面している課題に対する認知を高める上で重要な役割を担っています。民間企業が政府や慈善団体と協力し、資源や専門家を集めて、協調した世界的な対応をしてこそ、このような新しい伝染病の脅威を食い止められます」
つまり、ゲームは新型コロナの脅威を周知するうえで重要である、としている。

Ndemic Creationsは、現在『Plague Inc.』にはCOVID-19連帯対応基金に寄付をできる機能がついており、今後はゲーム内でそのお知らせをプロモーションするとのこと。
さらに、WHOの専門家派遣システム・Global Outbreak Alert and Response Network監修のもと、病気からを世界を救う新モードが開発中だという。

ゲームはやりすぎれば他の趣味などと同じく害になりうるが、多くの人間に情報をもたらしすこともできるし、室内にとどまる人々の気晴らしにもなる。
最近日本では風当たりが強くなりつつあるが、これを機会に良さがもっと広まって欲しいとも思う。

アプリリンク:
Plague Inc. -伝染病株式会社-(itunes 120円 iPhone/iPad対応/Google Play 基本無料)

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