『ひとりぼっち惑星』や『お別れの星』など、生きる者の絶望を描き続け、それが話題になっていた開発者ところにょりさん。
だが、次に出るゲームは癒し系になるのかもしれない。
2019年11月24日に行われたドット絵の祭典『Pixel Art Park』に出展された作品は、おじいさんが犬と戯れるドット絵アプリだったのだ。動画はこちらのツイートで確認できる。
プレイヤーと同じ時間を生きる老人と犬の生活を見守るゲームを開発中です。いままでのデザインも一新し、すべて最初からはじめるような気持ちでいい感じにあれしていきたいと思います。 pic.twitter.com/fYvIEY100u
— ところにょり (@tokoronyori) November 23, 2019
イベント会場でところにょりさんに聞いてみたところ、今回のアプリは現実時間に連動したアプリになる予定だとか。
朝にアプリを開けば空は青く、夕方に開けば夕焼け空になる。
また、おじいさんには生活パターンがあり、5時ごろに早起きして、夜は早めに寝るなど、プレイヤーと関係なくリアルの時間に合わせて生活し、アプリを開けばその様子を見られるという。
前回にリリースされた『おわかれのほし』はPCとスマホで出す前提で作られていたが、もともと「スマホアプリを作りたい」と思っていた原点に立ち返り、今回は完全にスマホの長所を生かすスマホ用アプリとして設計しており、今後さらなる要素が発表予定となっている。
リリースは「2020年の春……だといいなぁ」と語っていたので、あまり時間を空けずにプレイできるようになりそうだ。
これまで絶望を描いてきた作者が、まったく異なる暖かな見た目に挑戦した新作。どのようなものになるのだろうか。
見た目がほのぼの、中身は絶望……だったらそれはそれで面白いが。いずれにせよ、「まだ発表していないさらなる要素」の続報があればお伝えするのでお楽しみに。
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