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10月7日のApple Arcade新作感想。Hitpointの『NIGHTMARE FARM』、Amanita Design『Pigrims』など4作

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Apple Arcade10月の新作は、Amanita Design『Pigrims』、『旅かえる』、『ねこあつめ』でヒットを飛ばした日本メーカーHitpointの『NIGHTMARE FARM』まで個性豊か。
すべて日本語に対応しているので、安心してプレイして欲しい。

おすすめ

『Samorost』や『マシナリウム』など、ビジュアルに優れたアドベンチャーを多く生み出すAmanita Designの最新作。
とある国を旅しつつ、行く先々でアイテムを入手し、それらを使ってイベントをこなし、人々をハッピーエンドに導くアドベンチャー。
イベントの解決方法は1つではなく、例えば道を通り過ぎるなら銃で脅して道を通る方法もあれば、何かを渡して平和に通り抜ける方法もある。
1プレイは短いが、世界観が秀逸で、何度もプレイして、さまざまなイベントの結末を見たくなる魅力がある。

その他

電力会社のBradwell Electronicsの新技術お披露目のセレモニーは、謎の爆発で幕を閉じる。
爆発によって崩壊した建物に1人残されたプレイヤーは、別の場所に閉じ込められているアンバーと言う女性とコンタクトを取り、協力しながら建物の脱出を図る。
という筋書きの主観視点アドベンチャー。英語のみ対応とあるが日本語にもきっちり対応しており、物語は楽しめる。
プレイヤーはいつでも写真を撮ってアンバーに送ることができ、その写真からアンバーがヒントをくれるという一風変わったシステムが目に付くが、基本的にはアドベンチャー。
技術が核になって語られる物語は『Portal』を意識していると思われ、その筋の人はかなり好きそう。
雰囲気やストーリーは良いが、誘導が甘く、必須アイテムを探して右往左往することがあるのは気になってしまった。また、初期状態では操作しづらいのでオプションでカメラ感度をMAXにした方が良い。

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触れるものを傷つける刃物のような爪を持った少女が、不思議な農園を営んで癒されていくお話。
『ねこあつめ』や『旅かえる』につながるような放置タイプの農園ゲームであるため、Apple Arcadeらしさはやや低い。
ただ、哀愁を感じる音楽や少し長めのカットシーンは広告などを一切出さないApple Arcadeでしか出せないつくりなのかもしれない。


宇宙を舞台にさまざまなミッションをこなす3Dシューティング。
バーチャルスティックによる上下左右移動に、スワイプでの加減速、ショットと画面長押しでのロックオンミサイルを使いこなして戦ったり、細い通路を曲芸飛行で通り抜けたりと、お約束のミッションが展開される。
ぱっと見はいいのだが、序盤はいまいち演出の気持ちよさわかりやすさに欠ける。