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Apple、iPhone 11・iPhone 11 PROを発表。性能は順当に向上し、カメラ機能は大幅に進化

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9月10日に行われたAppleの発表会において、予想通りに新しいiPhone、iPhone 11と、iPhone 11 PRO / PRO MAXの3機種が発表された。
iPhone 11はiPhone XR相当の廉価版モデル、iPhone 11 PRO / iPhone 11 PRO MAXはそれぞれiPhone XとiPhone X MAX相当の上位機種となる。

まず、共通部分から語っていこう。
iPhone 11シリーズでは、スマホの心臓部ともいえるチップセットが“A13 Bionic”に変化した。
前世代のiPhoneで使用されていた“A12 Bionic”と比べ、CPU・GPUの性能は20%アップ。
昨年は15%の性能アップだったので、少し頑張った感じだろうか。
バッテリー消費量はCPUで30%、GPUで40%改善。
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通信ではWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応し、IP68規格の防水機能を搭載。
サウンドでもDolby ATOMSと呼ばれる技術を採用し、立体的なサウンドが聴けようになる。
iPhoneはスピーカーから聞こえる音が弱かったので、弱点が補強されるのは嬉しい。
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しかし、最も変化したのはカメラ機能だ。
2019年、AppleはGoogleスマホPixel 3にカメラで敗北したと話題になってしまった。それを取り返す機能核心となる。
最も力を入れてきたのは、Pixel 3が強かった暗所での写真撮影。
ナイトモードを利用することで、暗い場所でもきれいな写真を撮ることが可能になっている。
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カメラそのものについても大幅に強化された。おっと、ここからはiPhone 11とPROシリーズで機能がかわる。
iPhone 11では画素数・f値ともに据え置きでiPhone XRと同じカメラを使っているが、120度をカバーする超広角カメラを備えており、ワイド写真を撮影可能。
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また、バッテリーの持続時間は iPhone XR より1時間ほど長くなっているとのこと。
画面は 6.1 インチのLiquid Retina液晶で、サイズは150.9×75.7×8.3mm。重量は194g。
色はブラック、グリーン、イエロー、パープル、レッド、ホワイトの6色。
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上位機種のiPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxのカメラはすさまじい。
まず、ボトムズのようだとも言われる3眼カメラ。
iPhone 11 の広角カメラ、超広角カメラに加えて12メガpxの望遠カメラが追加されている。
これにより、4倍光学ズーム、2倍ズームイン、2倍ズームアウトを実現。
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さらに、秋にアップデートで搭載予定のDeepFusionを利用すると、機械学習で9枚の写真を合成し、よりダイナミックな色彩(HDR)を実現できるとのこと。
さらに、フロントとリアのカメラを両方起動して動画を撮影をすることも可能。

ディスプレイもPRO向けには“Super Retina XDR ディスプレイ”と呼ばれる特別なものを採用。
コントラスト比が100万:1から200万:1に改良され、さらに太陽の下でも画面が見やすく変化。
バッテリーの持続時間はiPhone Xsと比べると、iPhone 11 Proは4時間、11 Pro Maxは5時間伸び、充電も高速化。
最大で30分の間に50%のバッテリー充電が可能。また、Qi規格のワイヤレス充電も可能。
なお、iPhone 11 ProはLightningでiPhoneに接続し、USB-C端子で充電器につなぐ謎のケーブルを使用。ここはなんだかイケてない。

大きさはiPhone 11 Proが5.8インチディスプレイで14.4×71.4×8.1mmの188g。
iPhone 11 Pro Maxが6.5インチディスプレイで158.0×77.8×8.1mmの226g。
色はミッドナイトグリーン、スペースグレー、シルバー、ゴールドの4色。
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気になる価格は、以下の通り(いずれも税別)。
iPhone 11
64GB/74,800円 / 128GB:79,800円 / 256GB:90,800円
iPhone 11 Pro
64GB:106800円 / 256GB:122800円 / 512GB:144800円
iPhone 11 Pro Max
64GB:119,800円 / 256GB:135,800円 / 512GB:157,800円

また、新機種発表に合わせて、iPhone XとX MAXはラインナップから消え、そのほかのiPhoneは値下げが行われている。
iPhone 8
64GB:52,800円 / 128GB:57,800円
iPhone 8 Plus
64GB:62,800円 / 128GB:67,800円
iPhone XR
64GB:64,800円 / 128GB:69,800円

全体として見ると、今回はA13チップが搭載されて性能が20%上がり、カメラが大幅に強化されたというのが見どころ(メモリが増量されていると噂されているが、今のところ不明)。
あとは、3D Touchが全機種から廃止され、一部のアプリには死刑宣告が下ってしまったのがトピックか。

買い替えの指針も簡単で、今のスマホ性能に不満があるかどうか。
Apple ArcadeはiPhone 7以降なら問題なく遊べるようだが、iPhone 7 ではギリギリだし、iPhone 8未満であれば買い替える意味もありそうだ。
ただ、来年は5G対応が期待されるので、5Gをいち早く試したければ見送りもあり。
購入の詳細は各ショップでどうぞ。

関連リンク:
Apple(日本)