新しいiPadは32GBモデルが34,800円、128GBモデルが44,800円と、全世代よりも5,000円程度安くなり、画面も一回り大きくなっている。
一見、安く見えるのだが……ゲーム向けに見ると落とし穴がある構成だ。
今回発表された新型iPadの性能は大体以下の通り。
プロセッサ:A10 Fusion(iPhone 7と同等)
画面:10.2インチ / 2,160 x 1,620ピクセル(旧型は9.7インチ / 2,048 x 1,536ピクセル)
サイズ:50.6×174.1×7.5mm / 483g(旧型は240×169.5×7.5mm / 469g)
背面カメラ:8メガpx / ƒ値2.4
Face Timeカメラ:1.2メガpx / ƒ値2.2絞り値
その他:スマートキーボード、Apple Pencil(第1世代)に対応Face Timeカメラ:1.2メガpx / ƒ値2.2絞り値
全世代との大きな違いは、画面が9.7インチから10.2インチになり、その分大きくなったこと。
また、画面が大きくなったのに価格が安くなっているのもみどころ。
本を読んだり、ネットを見たり、そういった用途なら今回の新型iPadは十分お得で、十分購入の選択肢に入る。
ただ、ゲームプレイを考えるなら、少し考えた方が良い代物と言える。
新型iPadに搭載されるチップは、3年前に登場したiPhone 7に搭載されているものと同等。
これはちょっとしたツールや2Dゲームなら十分でも、最新の3Dゲームをプレイするときに動作が重こともあるギリギリの品物。
(iPad Proなどに搭載されてたA10Xチップとは別物で、こちらは非常に高い性能を誇る)
たとえば、超ハイエンドで有名なレースゲーム『Gridauto Racing』ではA10チップモデルで遊ぶとドライバーが消え、コースの描写も少しショボくなってしまう。
長くゲームに使おうと思うなら、もうワンランク上のモデルがおすすめだ。
少し値は張るが、A12チップを利用しており、iPhone Xと同等の動きが期待できるiPad AirかiPad miniの方がよいだろう。
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GRID® Autosport (itunes 1,200円 iPhone/iPad対応)関連リンク: