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アプリを見て遊ぶ拡張可能なボードゲームRPG『ダンジョン&ダンゲロス』、ゲームマーケット2019春にて発売

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ブラウザ上のアプリと連動し、最大4人協力して遊ぶ迷宮探索ボードゲーム『ダンジョン&ダンゲロス』がゲームマーケットにて販売されることが予告され、取り置き予約が始まっている。
本作はダンジョンを生成するためのボードとタイル、キャラクターなどが入った製品を購入し、物語を進行するアプリにアクセスして遊ぶ「物理ボードゲーム+アプリ」のゲームだ。

本作は最大4人用の協力ゲームで、「あと一歩、歩いたら死ぬかもしれない」という古典的名作ダンジョンゲームの緊張感を再現したRPGとなっている。
ランダム生成されるダンジョンを探索し、極めて凶悪なモンスターと戦って進む緊張感あるものを目指したという。
なお、プレイヤー側も冒険を通じて驚異的な戦闘力を手に入れ、最終的には1手ミスするとピンチになる“化け物vs化け物”の戦いが味わえるとか。
概要は下の動画でわかるのだが、詳細を作者さんに聞けたので記事にしていく。


まず、『ダンジョン&ダンゲロス』の基本は、戦術系ボードゲームの一種だ。
ゲームセットにキャラクターカードやマップタイルが付属し、これを利用して手元でゲームが進行する。
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一方、ゲームの進行はアプリで指示が出され、ここでシナリオが展開する。
アプリに関しては公式のシナリオのみが利用できる予定となっているが、紙などに進行表を書けばシナリオは自作することもでき、TRPGのように独自拡張も可能だという。

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基本的な展開としては、タイルをめくっていき、決められた行動回数でモンスターを攻撃するターン制の戦術シミュレーションとなっている。
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プレイヤーの攻撃はやたらに強力だが、倒しきれないと一気にダメージを受け、仲間が欠けると急激に火力が落ちドツボにハマる調整になっているとか。


ダンジョン内にいるのは敵だけではない。
大量の「魔人」が登場し、これを仲間にすることでプレイヤーは強大な力を手に入れられる。
魔人を従わせる方法は簡単。自分が過去に倒した魔物の首を見せ、その力を認めさせれば仲間になる。
力isパワー。
力がない場合は、交渉の出番だ。魔人好みのエロ本を提供することで、魔人は武力がない者にも力を貸してくれる。
さあ、魔物の生首とエロ本を両手に持って仲間を勝ち取ろう!
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真面目に書くのであれば、リスクをとって強力な魔物を狩るほど強力な魔人が仲間になって冒険が楽になり、チキンプレイをしているとジリ貧が待つ強烈なハック&スラッシュゲームになっているようだ。
ゲームとしては1プレイ3時間程度で、その間に冒険初期の手探りと、最強まで成長してパワープレイ(になるかはプレイヤーの腕次第)する楽しさを味わえるものになっているらしい。

ちなみに、なぜアプリでシナリオ・進行管理をすることにしたかというと……ゲームの拡張セットの発注に失敗すると自宅が大変なことになるかだらとか。
拡張部分をアプリに任せることにより、最低限のパーツで拡張セットも販売できるし、無料でもシナリオは配信できる。かさばるボードゲームならではの涙ぐましい事情があるようだ。
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▲作者さんのやばい自宅

ゲームの面白さに関してもアプリ化の恩恵は大きい。
発売後に継続的にシナリオが追加される予定になっており、購入者はゲームを継続的に楽しめる。
また、CPUの役割をアプリが果たすので、ソロプレイではアプリを見ながらマルチエンディングのシナリオを楽しめるという。
アプリによる管理が有効な場所はアプリでこなし、ボードゲーム的なわかりやすさと手触りが融合しているゲームになっているようだ。

この『ダンジョン&ダンゲロス』は、2019春5.25(土)26(日)に東京ビッグサイトで行われる「ゲームマーケット」にて販売される。
過去作はAmazonなどで販売されていたが、今作に関して販売は未定(架神恭介さんの過去作一覧はこちら
また、ゲームマーケットでは様々なサークルとコラボし、ほかのサークルを回ることで個性的なキャラクターカードが10枚も手に入る仕組みになっているとか。

現在、下記のサイトでゲームマーケットでの取り置き予約を受け付けているそうなので、アプリ+ボードゲームを体験したいならサイトを訪問してみて欲しい。

関連リンク:
ダンジョン&ダンゲロスご予約受付中 – ダンジョン&ダンゲロス