Steamで購入したゲームを、スマホやタブレットで遊べる『Steam Link』がとうとう iOS にやってきた。
本アプリはPCでSteamとゲームを実行し、5GHzのwifi や有線でつながっているスマホやタブレットでそれを遊ぶ中継アプリ。
つまり、PCで実行できるならどんなゲームでも遊べるアプリである。
それでは早速使用感についてレポートしていこう。
アプリを起動すると、同じネットワーク内でSteamを実行しているPCなどを自動認識して表示する。ここでペアとなるPCを指定すれば（認証ののち）簡単に立ち上がってお手軽。
家庭内に5GHzの無線wifiがあれば、導入は楽勝だ。
アプリを通じてはタッチコントロール、Steamコントローラー、MFIコントローラーの使用が可能。
タッチアプリ向けには様々な操作が用意されており、プレイヤー自身が配置をカスタマイズすることもできる。
上手に配置できれば、操作が簡易なゲームは十分遊べると感じられた。
また、実際にゲームを起動してみると、自動で必要なボタンを割り当てて表示してくれるので、細かい設定が苦手でもOK。
ただし、適切な操作モードに切り替わらず、操作に苦労するゲームもあったことは書いておく。全部のゲームが遊べるとは限らない。
遅延に関しては驚くほど少なく、アクションゲームでも十分にSteam Linkを介して遊べると感じた。
しかし、タッチ操作の最適化が十分ではないため、アクションゲームを遊びたければコントローラーは必須だろう。
ノベルやパズルゲームなどはSteam Linkで問題なく遊べるので、ゲームによってはコントローラーがなくてもありだ。
iOS版はAppleの規約により、アプリ内からゲームの購入ができない。
だが、Picture最小化を行うと、Steam Linkは窮屈なリモートデスクトップとしても機能するので、これを利用する裏ワザはある。
▲ブラウザを起動してゲームを無理やりに購入することもできるが……不便ではある。
いずれにせよ画面はきれいに写せるし、思った以上に遊べる。
しかし、思った以上に操作のハードルがあり、ジャンルは選ぶ。それが『Steam Link』の感想だ。
最後になるが、MFIコントローラーで現段階で一番良いのは、SteelSeriesのNimbusだと思っている。
いますぐMFiコントローラーが欲しいならおすすめ。
ただし、MFi規格が改定され、来年にはR3L3ボタン対応（これまでの規格ではR2L2までしかサポートされていなかった）品が出てくると思うので、様子見するのもありだと思う。
アプリリンク：
Steam Link (itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)関連リンク：
