KLab期待の新作『禍つヴァールハイト(まがつ)』がリリースされた。
人間を覚醒させ、ときに化け物へと変える“光”により滅びを迎える世界ヴァールハイト。プレイヤーは光によって覚醒した者たちが集う組織“機動兵団”に入団し、ほかのプレイヤーとともに戦うこととなる。
オープニングは奮起たっぷりで、退廃感のある世界、そして中二病感のあるキャラクターが出てきて世界観を見せてくれる。
敵の造形も凝っており、
ゲームに関して近いものを挙げるのであれば『剣と魔法のログレス』だろうか。
クエスト内では決められたフィールドで、プレイヤーが順次合流して決められた敵と戦う形式になっている。
また、キャラクターは男女から選べて、ある程度のカスタマイズが可能。
成長に関してはガンナーやウィザードなど6つのジョブごとのレベルとスキルツリー、各種装備(ガチャで入手)と、標準的なものになっている。
完全に『剣と魔法のログレス』コピーかというとそうでもなくて、広めのフィールドを自由に探索する(通常クエストは広いフィールドを区切ったものを使う)こともでき、普通のMMORPGと簡易MMORPGのさらに中間と言った印象だ。
バトルは職業に応じた基本コマンドと、使用している武器の持っているスキルを利用して戦うコマンドバトル。
コマンドに応じたチャージ時間が設定されており、最大4人のリアルタイム式を採用している。
また、見た目のわりにロード時間が短く、アプリ動作は軽く、アプリの作りも良い。
気になる点があるとすれば、世界観やNPCなどが魅力的な一方で、プレイヤーが操作するキャラクターがゲーム内に溶け込んでいないのは気になる点だった。
イベントシーンなどでプレイヤーキャラが出てくると作り込みが明らかに劣って見えて、ゲームの世界観に浸っている状態から引き戻されてしまう。
▲NPC(右)に比べ、主人公キャラの微妙さ……。世界観が魅力的だけに惜しいゲームとしてはこなれたMMORPGをアレンジしていてわかりやすいので、『ゴッドイーター』的な中二病感をもつ世界でMMORPGを遊んでみたいのであれば試してみてもいいと思う。
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