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1時間で不思議と切なさを体験する一点突破の「ザ・インディーゲーム」。追憶のパズル『BestLuck』レビュー

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毎晩、私の夢には無言でどこかを指さす少女があらわれる。
彼女の示す先には異世界につながる扉があり、それを開いたとき失われた記憶がよみがえる……。
今日は、『リーグオブレジェンド』の RIOT で UI / VFX などを担当した後、『風ノ旅ビト』で知られる thatgamecompany で働く Jae H Yoo さんの個人作品『BestLuck』を紹介する。

本作は夢の世界(と思われる場所)をバーチャルスティックで移動し、主人公の近くをタッチして物体を調べる3Dパズルアドベンチャーだ。
プレイヤーは謎の少女の指し示すまま、青く霧がかった世界をひたすら進む。
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少女の指し示す先には扉がある。
この「扉を開く」方法が謎となっており、プレイヤーが世界を観察し、その開き方を考えるのがこのゲームのメインゲームとなる。
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このパズルは計算などで解くロジックパズルではなく、世界を観察してルールを発見する閃きのパズルだ。
難しくはないが、ルールを発見するには少し頭をひねる必要もあり、適度に難しい。結構よくできている。
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また、扉を開くための謎はゲームの深みを増す役割も担っている。
扉の向こう側は異世界になっており、魅力的な何かがチラリと見えるが、主人公はそれにほぼ干渉することができない。
このもどかしさが必然的に「扉の先にある世界とは、何なのだろうか?」という疑問をプレイヤーに提示する。
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そして、扉の謎を解くと“記憶の扉”が登場し、これを開くと今度は主人公と少女の関係性を示す映像が流れる。
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画像のみで語られる少女のメッセージ、扉で隔てられた世界の謎。
それらが絡まりあってエンディングにたどり着いたとき……プレイヤーは独自にストーリーを解釈することが求められるだろう。
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ゲームのプレイ時間は1時間程度だろうか。
全体としてみると、手放しで褒めるゲームとは言えない。マルチエンディングとされているが何度もプレイできるつくりではないし、謎の数も少ないからだ。
しかし、短いプレイの間、ゲームの世界は魅力的であり続け、心に何かが残る物語を作ることには成功しており、一点突破の「ザ・インディーゲーム」という作りになっている。
短い時間に切なさと不思議を体験するなら『BestLuck』は選択肢に入るだろう。

評価:6(面白い)

ゲーム概要
謎の少女と主人公の記憶をたどり、不思議なパズルを解く短いゲーム

おすすめポイント
青く不思議な夢の世界
閃きを要する謎解き(難しくはない)

注意点
短いし、何度もプレイするゲームではない

アプリリンク:
BestLuck (itunes 240円 iPhone/iPad対応)

開発:Jae H Yoo(米国)
レビュー時バージョン:1.0
課金:なし
公式ページ:https://fkkcloud.itch.io/bestluck
ライター:ゲームキャスト トシ

動画:

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