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面白くなってきた! 『イドラ ファンタシースターサーガ』生放送まとめ。プレイヤーがダークファルスの眷属となり、他のプレイヤーと戦うRPG

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『ファンタシースター』シリーズ30周年作品として発表された『イドラ ファンタシースターサーガ』の生放送にて、面白そうな情報が出てきたのでここに記事としてお伝えしたい。
『FGO』っぽい構図のバトルシーンが話題になったこのゲームだが、その面白さは『チェインクロニクル』以来、セガが特徴としてきた物語RPGの系譜を推し進める新たな一歩になるかもしれない。

まずは新PVをどうぞ。

生放送においては、『FGO』と構図が似ていると言われたバトルは、はっきりとコマンド式の王道RPGバトルであることが示された。
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また、プレイヤーは“ロウ”と“カオス”の2パーティーを持ち、戦闘中に切り替え可能。ロウのキャラクターは防御的が強く、カオスのキャラクターは攻撃が強い傾向があるという。
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パーティー切り替え時にはロウとカオス両方のキャラクターが総攻撃を行う“リバーススラッシュ”が発生し、これはパーティー切り替えまでに経過したターン数に応じて強力になり、効果が追加されることもある。システムとしてはなかなか面白そうだ。
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そして、ここからがさらに重要なところに入っていく。
今回の大きな情報は、1人のキャラクターにロウとカオスの2側面が用意されているという点。
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ロウは秩序を重んじ、カオスは束縛を嫌って自由を重視する。
ここまでは普通の「2属性のキャラ」という区分けだが、本作では1人のキャラクターにカオスとロウの2つの物語の分岐、“運命分岐”が用意されている。
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キャラクターの絆レベルが一定に達すると、プレイヤーはキャラクターの道を自由に選択できる。
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道が選ばれたキャラクターは性格に応じてイラストと性能が変わる。さらに、キャラクターの固有ストーリー“列伝”の物語が変化するという。
各プレイヤーの中でキャラクターの物語は変わる。このあたりは『チェインクロニクル』のキャラクターストーリーをさらに押し進めたものと言える。
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ただ、最も興奮したのは世界を滅ぼそうとするダークファルスの化身“イドラ”との戦いの設定だった。
キャラクターたちは“イドラ”と戦うとき、自らも“イドラ”に変身して戦いを挑む。そして、プレイヤーのイドラは自衛のために戦うだけでなく、他のプレイヤーも襲う(つまり他のプレイヤーは他人のイドラと戦い続ける)という。
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システムとして見ると単に非同期のPvPシステムがと予想されるが、物語として見るとこれはとても興味深い。
なぜプレイヤーたちはラスボスであるダークファルスの力を用いて戦えるのか、そして他のプレイヤーたちの前に立ちふさがり(恐らく)他のプレイヤーの世界を滅ぼそうとしているのか。
システムとリンクしたストーリー面が非常に興味深いゲームになりそうだ。
詳しく知りたい方は下の生放送のアーカイブを見て欲しい。


2013年にセガが『チェインクロニクル』を作って物語RPGがスマホ上で認められ、『FGO』などの後続ができてきたが……今回ようやく、セガ自身がその物語を新しい段階に進めようとしている兆しが見えてきた。
面白そうになってきたので、引き続きこのゲームの情報があればお伝えしたい。

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