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理想の駅を作って、1日中観察する箱庭ゲーム『えきっと!』レビュー。鉄道好きでなくとも見入ってしまう面白さ

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駅を作って、その様子を観察するのが楽しい駅製作ゲーム……それが『えきっと!』だ。
いやもう、作った駅を見るのが楽しいのなんのって。
駅に施設を自由に配置でき、天候と昼夜のサイクルがあって、大量の客が駅を利用する様子が好きなカメラワークで眺められる……。
経営部分は簡単に(赤字がないぞ!)して、見る楽しさに振り切ったゲーム内容。これは鉄道マニアだけでなく、箱庭的な画面が好きなら絶対に楽しめるゲームだ。

『えきっと!』は、独自駅を作る責任者となり、何もない場所に駅を作って設備を充実させ、客を増やして発展させる駅建築SLGだ。
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▲どう見ても不良な主人公……しかし、しっかり駅を作っていくと裏の物語が語られる。

見ての通り、最初は予算も資材もないので作る駅は寂しい"小さな駅”となる。
この駅に、改札を作って、街頭や自販機を設置して見た目を整える。なお、施設を配置する作業はタッチ&ドラッグだけで簡単にできる。
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▲"中くらいの駅”もいきなり作れるが、作った瞬間に予算が吹っ飛ぶので実質無理。

そして、駅に改札を作ると現実時間の経過と共にゲーム内時間が経過するようになり、客がやってきて駅の様子が変わっていく。
この間はプレイヤーの操作が一切必要ない“放置ゲー”になるが、朝から昼、昼から夜へと風景が変化していく様子、駅を客が利用している姿を見ていると、時間がたつのを忘れるほど楽しい。
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1日が終わると利用客が表示され、収支が発表される。赤字はなく、遊べば遊ぶほどお金は増えるので経営ゲームとしてはとてもイージー。
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また、客が利用した施設に応じて“雰囲気”と“人気度”のメーターが上昇し、こちらもまた1日の最後になるとその成果がプレイヤーに表示され……。
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▲緑と青、赤と黄色のゲージは同時に上げづらいので注意。

ゲージが一定に達すると“駅のふんいき”が変わっていく。
アプリを開いていなくてもゲーム内時間は進むが、アプリを起動して駅を見ていないと人気度や雰囲気が上がらないので、育てたい駅の画面を表示しておく必要があることには注意。
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駅のふんいきが変わると、ふんいきに応じて周囲に建物ができ、見た目にもどんどん賑やかになる。
普通のゲームでは人口の多い場所に駅を作って、町が発展すると駅の利用客が増えるが、『えきっと!』の世界は完全駅本位制。駅が発展すると利用客が増え、町が発展して豊かになる。
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そうして利用者が増え、お金ができたら今度はガチャタイムだ。
ゲーム内通貨でガチャを引くと、新しい施設が入手できて、より見た目に凝った駅ができるようになっていく。レア度の高い施設を手に入れれば、駅ももっと賑やかになる。
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▲課金はできない、ゲーム内通貨専用ガチャ。広告を見ると、持っていない施設が手に入りやすいガチャを引ける。

あとはこの繰り返し。
小さい駅をいくつか大きくすると中くらいの駅が楽に買えるようになり、中くらいの駅を発展させると大きな駅が楽に買えるようになり、それに合わせて見た目もどんどん変わっていく。
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光の表現も、昼夜のサイクルも個人製作のゲームと思えないほどきっちり作られていて、完成させた駅の視点を変更し、最高のアングルで写真を撮る作業にはたまらない満足感がある。
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見てくれ、車両が入ってくる瞬間の『ゲイングランド』駅を!これが、無料ゲームの(課金できない)グラフィックだッ!
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『えきっと!』は、“駅をデコレーションして様子を見る”ことに全力を注いだゲームで、経営や乗り継ぎ系の鉄道マニアから見ると邪道にも見えるかもしれない。
しかし、その見た目に妥協のないこだわりがあり、鉄道が好きでないプレイヤーですら見入ってしまう魅力がある。この駅の様子を見て「楽しそう」と思えたら即座にアプリを落としてもOKだ。

ただ、単に駅を育てるよりもう1段階面白くなる遊び方もあるので、最後にそれを紹介したい。
それは簡単な方法で、駅に「自分は好きだけど人気が出なかったもの」の名前を付けて育てるだけ。
私の場合は、駅にまずセガという名前を付けた。
セガというのは、その昔任天堂のライバルと言われたゲーム会社で、世界一面白いゲーム(※筆者基準)を出していたのに思ったより売れなかった悲しい会社だ。で、このガラガラのセガの利用者が……。
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どんどん増えていく!おおお、最高。セガのゲームは世界一ぃぃぃぃ!
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『ランドストーカー』駅。メガドライブのゲームで、内藤寛さんという天才プログラマーが作った“DDS520”という疑似3D空間を再現するシステムで、2Dのように見やすく3Dのゲーム性がある先進的なゲームを実現していた。攻略本ないとクリア難しかったけど、本当に面白かったんだなぁ。
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▲みんな、ランドストーカーしろ!

『ゲイングランド』。これはゲーム世界に閉じ込められた人々が、力を合わせて脱出する戦術アクションゲーム。あれ、これってもしかして『ソードアートオンライン』を20年以上前に実現してない?
300万本売れてもおかしくないゲームだったけど、実際そうならなかったからせめてゲーキャス世界では利用者満タンにしておこう。
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これはもう、ももいろクローバーZが武道館に行くまでの曲を順番に並べて「ファンが増えている」と思い込んでも良いし、好きなゲームのキャラクターの名前を付けても良い。
ただ、愛着のあるものの名前を付け、作業机にスマホやタブレットを置いてみると成長がより楽しくなるので、是非試していただきたい。

評価:7(要チェック)

ゲーム概要
駅を育て、風景を楽しむ経営ゲーム。

おすすめポイント
駅の成長を見るのが楽しい
天候・昼夜のサイクルがあり、客がわちゃわちゃ動く賑やかな見た目
課金がなく、無理矢理広告を見せられることがない

注意点
絶対にヘルプは見ておこう
画面を表示していないと駅が成長しない

アプリリンク:
鉄道駅ゲーム えきっと! (itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay

開発:Pemo Games(日本)
レビュー時バージョン:1.56
課金:なし
公式ページ:http://pemo.jp/
ライター:ゲームキャスト トシ

動画:

 コメント一覧 (2)

    • 1. クロ
    • 2018年08月09日 04:00
    • 糞の役にも立たないザエモン先生が、対ラスボス用決戦兵器だと分かった時の感動
      ゲイングランド、当時友達とよく遊んだなぁ
    • 2. ななし
    • 2018年08月09日 09:53
    • 楽しくやってたんですけどこれ確か端末引き継ぎできないんですよね……スマホ壊れた時消えちゃった思い出

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凄い!!iPhoneゲームアプリコレクション
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