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「奇妙」を感じるアドベンチャー『見失い島』レビュー。人語を解する犬、宇宙怪物、疲れた人々…彼らが1つの島にいる謎とは

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独特で印象に残るタッチ、古い映画フィルムのようにノイズがかかった映像、そしてそれ以上に印象に残る奇妙な建築物とギミック……大西洋のどこかにある“見失い島”の謎を探るアドベンチャーが『見失い島』だ。
正直、ゲームキャストで『見失い島』を紹介できるとは思っていなかった。私は脱出ゲームが苦手で、すぐ詰まる。そのくせ攻略はあまり見ないので、完全にクリアを諦めていたのだ。
しかし、きっかけがあって本腰を入れて遊んでみたら、これが面白かった。

本作の主人公は超常エネルギーを研究する第一人者で、ある日「ある島で起きた出来事を調べて欲しい」という手紙を受け取る。
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手紙の地図を頼りにたどり着いた場所は“見失い島”。
ここでは視界に古い映画フィルムのようなノイズがかかり、常にアンニュイな音楽が流れている。奇妙で、不安を掻き立てられる世界。この段階ですでに面白い……というか上等な雰囲気ゲー。
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脱出ゲームが苦手な私だが、このゲームはきっと面白いから絶対紹介してやる……!
そう思って最初の灯台の扉を開けようとしたが、扉には謎のパネルがあって謎を解かないと開かない。
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この画面にヒントがあるはずなのだが……謎が解けず、紹介を断念してしまったのだった。即落ち2コマもびっくりの「1コマ目の謎が解けずに終了」。
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そのまま、謎が解けずについに1年。もう続編の『見失い島2:時間の灰』が出てしまった……しかも、これがまた面白いうえ、前作をクリアしていると面白さ倍増だとか。
これはまた謎に挑戦するとき……と、久々にゲームを起動してみると……ヒントがありそうな場所の鞄を閉じられることに気づき、1分で灯台の扉を開けて島の住人とご対面。
脱出ゲームやポイントクリックゲームって、気づかないと無限に悩むから嫌いさ!
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ちょっと毒を吐きつつもゲームを続けると、確かにこれが面白かった。ゲーム自体は気になるところをタッチで調べ、アイテムを集めて使う普通のポイントクリックアドベンチャーだが、世界観の奇天烈さが群を抜いている。
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島の中には不思議なものがいっぱいある。人間の言葉をしゃべれるのに見世物小屋に連れていかれたくなくて「ワン、ワン」としゃべる犬。
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謎の宇宙人の標本と宇宙ロケット。ピラミッドに神殿……まったく統一感のない建築物や登場人物のオンパレード。画面にアニメーションも盛り込まれており、非常に映像は凝っている。
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謎を解くと次に何が起きるかわからない驚きが常にあり、進むほどに何か「見てはいけないものを見ているのではないか?」という感覚が強まり、奇妙な島の秘密が気になってプレイが辞められなくなる。
気づいたら一気にクリアしている……そんな世界観の魅力があった。
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肝心の謎の難易度はと言うと、全体的にこれ見よがしにヒントが提示されており、マメにスクリーンショットを撮ってメモしておけばそれなりに推測できて、最後までクリアできた。
そこそこ考えることはあるが、広告動画を見てヒントを得た(私は妥協して広告は見た)り、課金で回答を確認することもできる。また、ヒントのない単純なパズルもあるが、これは比較的簡単なので困ることはないだろう。おそらく中程度の難易度と思われる。
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1周目をクリアした後にNEW GAMEを始めると2周目が始まり、少しだけ新しい要素と真エンディングが足される。それを見ても島の謎は解けなかったが、「奇妙なものを見た」満足感でゲームを終わることができた。
120円と言う安価ながら、どこにでもある実写系の脱出ゲームよりも謎に納得感はあるし、世界観も作りこまれていて一段上の面白さが得られる。アドベンチャーが好きなら、ぜひ『見失い島』はプレイしてほしい1作だ。

評価:7(要チェック)

ゲーム概要
奇妙でアンニュイな島を探索するアドベンチャー。

おすすめポイント
独特のタッチの世界
適度に悩む謎解き

注意点
一番最初の扉と2周目の一部はヒントが欲しくなる

アプリリンク:
見失い島 (itunes 120円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)

開発:Cotton Game(中国)
レビュー時バージョン:1.1
課金:ヒント(各シーン120円)
公式ページ:http://www.cottongame.com/
ライター:ゲームキャスト トシ

動画:

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