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2018年6月のゲームベスト5 - リズム重視のかわいい音ゲー『Muse Dash』、工夫一杯の3Dアクション『Suzy Cube』など、今月も良ゲー多数

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恒例、ゲームキャストの選ぶ月間ベストスマホゲーム、2018年6月の作品を紹介していく。
最近、Switchのついで(もしくはSwitchの前に)スマホ版を出す会社が多いせいか、どんどんゲームの楽しさが上がっている気がする。
ということで、今回もまた面白いゲームだらけのベスト5をどうぞ(2年ぐらい前は1月に5本面白いゲームを探すことが難しかったのになぁ…)

1位:
Muse Dash (itunes 240円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
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『リズム天国』のようにリズムを楽しむゲームと、楽曲に合わせてボタンを押す『デレステ』や『ガルパ』のようなリズムゲーム……両者を融合し、楽曲に合わせてリズムを感じる楽しさをより強化した音ゲー。
元楽曲を知らなくても触ってリズムを感じるだけで楽しいし、楽曲に覚えればなおさら楽しい。音楽もゲームのテンポも良く、あと1プレイ……と遊んでいるとあっという間に時間が過ぎていく。

2位:Suzy Cube (itunes 480円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay / Steam)
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スマホで3Dのマリオ(ジャンプしながら進むアクションゲーム)系ゲームを探しているなら『Suzy Cube』は最高の作品の1つと言える。
バーチャルスティックとジャンプだけの簡単な操作系ながら、ステージにはプレイヤーを楽しませる工夫が「これでもか!」と詰まっており、どのステージをとっても同じ印象のステージはない。
アクション操作を簡単にしてスマホで操作しやすくして、代わりに緻密なステージ構成で遊ばせる逸品。
明るくて可愛くて、楽しいマリオ系アクション『Suzy Cube』レビュー。1人で3年をかけて練り込んだ渾身のインディゲーム

3位:レイトン教授と不思議な町 EXHD (itunes 960円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
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2007年に Nintendo DS で世界的なヒットを記録したナゾ解きアドベンチャー『レイトン教授と不思議な街』を高解像度化し、未収録アニメを加えたもの。
元のゲームが面白かったので、今遊んでも面白い。また、初代作品はメモ機能などが洗練されていなかったが、スマホ版は最新作をベースにしているため、機能的にも満足。おすすめ。

4位: Card Quest - Card Combat Game (itunes 600円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)

カードデッキの決まったキャラクターを選択し、配布されるカードを上手に使ってクエストをこなす戦術カードゲーム。
攻撃と防御のターンに分かれたターン制のバトルゲームで、エナジーを消費して手札を出して敵を攻撃しつつ、残ったエナジーで敵の攻撃を防御するシステムになっている。
攻撃と防御、そして手札補充のバランスを見極めるのが楽しい。
ステージ攻略で装備(新しいカード)が解放されるシステムがアリ、じっくりと遊べる4職業×4ステージ(おそらく各キャラクター1ステージ5時間程度かかる)のボリュームでやり応えも十分。

5位:The Creeps! 2 (itunes 無料 iPhone/iPad対応)
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可愛いオバケたちを迎撃するコミカルなモチーフと、独自の“障害物破壊”するシステムで人気を博したタワーディフェンス『The Creeps!』続編。
グラフィックは軽量3Dで発熱に配慮し、ゲームはシステム面で進化させ、様々なミッションをもち、ゴールもルールもちょっとずつ違うステージをたくさん楽しめる。久々にきっちり楽しめるタワーディフェンスでおすすめ。

以上。
しかし、6月もプレイ時間が無くて紹介していないものも多いので、その他の良作も下記に紹介しておく。

カユプテの木 (itunes 480円 iPhone/iPad対応)※現在、他プラットフォームは予定なし
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夏のオーストラリアの林を、1匹のウォンバットになって歩き回るアプリ。
水彩を思わせるタッチの映像、緻密に描写される植生、その中で動き回る可愛らしいウォンバット。
動物特番などでマスコット的に扱われるウォンバットを、ナレーションと素朴な音楽と唄と共にみる。最高のウォンバットとお散歩アプリ。
大自然で生きるウォンバットを愛でるお散歩ゲーム『カユプテの木』レビュー。つぶらな瞳、揺れるお尻、短い手、すべてが可愛く尊い…

Abyss and Dark #0 (itunes 1,800円 iPhone/iPad対応)
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『Wizardry』の中でも1~3、5の影響が強いクラシカル3DRPG。さらに、公式サイトにはプレイヤー同士で作る公式の攻略wiki、そしてDiscordを使った交流の場“冒険者の酒場”が用意されており、コミュニティ周りでも古き良きパソコン通信的なチャレンジが行われている。
精霊魔法や気功術など、僧侶・魔法使い魔法以外の体系、魔法を買って覚える(強い物はドロップなどで入手)するシステムもあって独自性もある。
普通にWiz系として楽しめる。というか、雰囲気たっぷり。

潮騒の街 (itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
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都会の生活に疲れて心が枯れ、海辺の街で貯金を切り崩しながら生活する青年を描いたアドベンチャー。疲れた人間の再生を描く優しい物語だが、人生に疲れた青年の後ろ向きな描写が真に迫っていて、「後ろ向きな生活」にものすごい説得力がある。
そして、その説得力がリアリティを生み、プレイヤーに癒しを与える不思議な作品。
悔いの多い人生を過ごす人へ。後ろ向きに生きる青年の再生物語『潮騒の街』レビュー

Homo Machina (itunes 360円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
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人間の体を1つの巨大で複雑な機械として描くドイツ作家フリッツ・カーンさんのに影響を受け、人体を機械として忙しく動かすパズルゲーム。
機械的に体を動かして人体の構造を学ぶだけでなく、「なぜ、体を動かすのか」を考えるショートフィルム的なパズル・アドベンチャーとして作られており、この映像に目を引かれるなら試すべき興味深いゲーム。
人体の動きと感情を機械で表現する『Homo Machina』レビュー。フリッツ・カーンの人体機械構造図をゲーム化

Look, Your Loot! (itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
 
アイテム、敵、装備のカードが並んで作られるダンジョンを移動し、効率良くて敵を倒し続けるエンドレス・ダンジョン探索カードゲーム。
ルールがわかりやすく、8つの職業に応じてプレイが変わり、何度も遊べるソリティア系RPG。

Quartz: Sci-Fi Platformer (itunes 120円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
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エネルギーが奪われたプラントを復活させるため、トラップだらけの地下をロボットが突き進む縦スクロールのアクションゲーム。
ロボットは自動で前に進み、プレイヤーの操作はジャンプのみ。
触れると進行方向の反転するブロック、突然固まるブロックなど、ジャンプを利用して上手にステージ内のギミックを利用する難しい系ランゲームとなっている。スマホの縦持ちで無理なく遊べて、サイバーな世界観があるのも良い。

Golf Club: Wasteland (itunes 360円 iPhone/iPad対応)
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金持ちが放射能に汚染された廃棄地域でゴルフを遊ぶゲーム。
引っ張り操作でグラブを振ってボールを転がすステージクリア型のゲームだが、ムーディーな音楽の中でゴルフをしていると何か深い記憶の世界を彷徨っているようでもあり、没入感がある。
掘り出し物かも。

カミオリ (itunes 360円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
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紙を折るようにステージを折り曲げるられる横スクロールアクションパズル。
ステージを折ったとき、朱色の足場が重なった面に判子を押すようにコピーされたり、種火が重なった面を燃やしたりと、折る場所を工夫してステージに変化を与えるゲームになっている。
ストーリーに使われるイラストのクオリティは高いが、序盤が単調だったが、アップデートで早歩きが基本になった(移動速度が速くなって単調さが薄れた)ので今始めるのが良いかも

Grim Soul: Survival (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)552x414bb
ダークなファンタジー世界を生きるサバイバルゲーム。
Last Day on Earth』作者による新作で、『Last Day on Earth』ファンタジー版のとも言える作品。
資源を集めて家を建て、キャンプファイアで料理して、かまどで金属を作って装備を充実させていくベーシックなサバイバルゲームだが、とにかく主人公が死にやすく(というか敵が強くて)、 生存が厳しい。
しかし、その分コツコツと設備を整える楽しみも感じられるサバイバル作業ゲー。

Perspecto (itunes 360円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
ルービックキューブのように組み替え可能な立方体をいじったり、回転させたりして例示された図面とまったく同じ構図の平面を作るパズルゲーム。
オシャレな色使いだし、適度に悩めて楽しい。

Pine Racer (itunes 無料 iPhone/iPad対応)
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ミニチュア風のグラフィックが印象に残るドライブアクションゲーム。
左右のハンドル操作と、ブレーキとアクセルを使い分け、制限時間内に進んだ距離でスコアが決まる硬派なアクションゲーム。
シンプルながら動きには納得できるものがあり、見た目の良さもあって結構楽しい。

ANON: Escape the murder (itunes 無料 iPhone/iPad対応)
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AR技術を利用したミステリーアドベンチャー。
主観視点でiPhoneを自分の視界として使って進む脱出ゲームで、無料(今回はお試し1章らしい)とは思えないクオリティのビジュアル。英語のみだが、それでよければ試してみると面白いと思う。


以上。
その他、6月にレビューしたゲームのまとめは下記よりどうぞ。


過去のベストゲーム記事は下記。
2017年10月のゲームベスト5 - 『Million Onion Hotel』に見る根源的な遊ぶ楽しさ
2017年9月のゲームベスト5 - 移植だが最高のパズル『The Witness』
2017年8月のベストゲーム5選 - スマホで楽しむ『アカとブルー』最高
2017年7月のベストゲーム5選 - 時空を走る『Time Crush』は世界1になるまで遊んだ
2017年6月のベストゲーム5選 - 神秘の三角パズル『YANKAI'S PEAK.』の面白さはもっと知られていい