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スマホ版『ポポロクロイス』感想スペシャル&『ワンダーブロック』の有料版超面白い - 5月9日の新作感想

たくさんのゲームを少し遊んで、ざーっと紹介するコーナー。
5月9日までに遊んだゲーム一覧。
『ワンダーブロック』はパズル好きなら楽しめる良作。間違いない。
そして、末尾には長めの『ポポロクロイス物語 ~ナルシアの涙と妖精の笛』の感想。

注目のゲーム

WonderBlocks (itunes 480円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
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2015年にリリースされ、ゲームの面白さは評価されつつもサービスが終了してしまった『ワンダーブロック』の有料版。
もともとパズルゲームとして評価が高かったが、バランス調整され、ガチャキャラも簡単に集まって成長が容易なので、純粋にゲーム部分を楽しめるようになった。
さらにメニュー画面などが立体絵本のように作りなおされ、さまざまな遊びが隠されていて触っていること自体が楽しい。
「レアキャラより、ブロックが使いやすい形のキャラを使え」という前提知識があれば、ものすごく楽しいのでお勧め(そしてその前提知識は今伝授した)。ワンブロはいいぞ。

見どころアリ

タイニー・バブルス (itunes 600円→360円 iPhone/iPad対応 / Steam)

泡に色をつけ、同じ色の泡を4つ並べて消すマッチパズルの一種。
ただし、泡が物理演算されており、消えるときの音も含めて消える瞬間の触感や音がとても気持ちいい。
先に進むと色を調合したり、はさみで泡を割るなどどんどん新しいギミックも登場する。
おもちゃ感覚で遊べる良いゲーム。リリース記念セール中。

その他のゲーム

The Quantum (itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
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直進し続けるボールを制御し、ゴールに導くパズルゲーム。
プレイヤーはボールをワープさせる能力を持ち、ボールが壁に近い位置にいるとき画面をタッチすると壁を軸に対象に移動する。
ちょっと操作がわかりづらいが、雰囲気は良くて楽しめる可能性は秘めている。

スプラッシュティーンエイジャー (itunes 無料 iPhone/iPad対応)
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左右の移動操作で、足場を降りていくアクションゲーム。
ビジュアルはポップでいいのだが、ゲームスピードが速すぎ&難易度が高すぎてちょっと楽しめなかった。

BATTLESHIP: Official Edition (itunes 120円 iPhone/iPad対応)
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ハズブロの持つおもちゃ、潜水艦ゲームを正式ラインセンスの元にアプリ化したもの。
通常の潜水艦ゲーム(潜水艦を盤面において、交互に砲撃する)に加えて、スキルを使用しながら戦う変形潜水艦ゲーム、オンライン対戦も楽しめる。

【推理ゲーム】 取調室 (itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
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ダンガンロンパ風の絵柄で推理っぽいゲーム……と思いきや、時間と共に浮き上がる証言を集めて物語を進める放置系ゲーム。
単にポイントを集めるのではなく、情報を取るアイデアじゃいいのだが、もはや単に時間で集めるゲームが古い感が否めない。

ポポロクロイス物語 ~ナルシアの涙と妖精の笛 (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
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プレイステーションで人気となった『ポポロクロイス』シリーズの最新作にして、ピエトロとナルシアが結ばれるプロセスを描く正当な「シリーズ8作目」。
しかし……ゲームシステムは同じセガのギルドバトル系の『オルタンシアサーガ』ほぼそのまま。
3×3のマス内で陣形を組み、攻撃範囲の異なるキャラクターたちが連携攻撃して戦うターン性バトルのRPGになっている。
ただ、3Dになって画面が見づらくなったり、ゲームのテンポが悪かったりと改悪が目立つ。
また、牧歌的な空気のポポロでギルドバトルには違和感を感じた。

家庭用を思わせるOPアニメ、懐かしの声優がフルボイス(中盤からはボイスなし)でしゃべる点などは良いのだが、テンポの悪さが気になり始めるとグラフィックの穴や、
「ガチャで仲間を増やす」的な表現(『チェインクロニクル』のように「酒場の出会い」など表現に配慮できなかったのか)など、気になる点が見えてきてしまう。

もしかしたら、シリーズファンの方にはストーリーが訴えるのかもしれない
(※私はシリーズファンではないのでこの部分の意見は保留する)し、『オルタンシアサーガ』未経験で遊べば楽しいのかもしれない。
ただ、この状況は「昔のファンを集めて、その評判で新規も集めて、ギルドバトルにハマってくれれば稼げるかも」的な残念なソシャゲ(それでも稼げば続くのだが)でしかないように見えた。
すごく注目されたのにもったいない。いや、私のようなこじらせた感じのゲーマーじゃなくて、素直な「ポポロだし、久々にやるか」的ゲーマーだけをターゲットにしているのかもしれないが。