三国志の武将に、ビキニアーマーを着せまくるバカゲーが登場した。
その名も『三国志ビキニアーマーになぁれ！』。
実はこの前作にあたるファンタジー世界の『ビキニアーマーになぁれ！』と同じ内容なのだが、“三国志”と“ビキニアーマー”という不思議な組み合わせに、もうダウンロードせずにいられなかった。
とうとつに勇者が三国志世界に迷い込み、ゲームは始まる。
ドットのキャラが地図とミスマッチだが、気にしてはいけない。これは前作の『ビキニアーマーになぁれ！』から使いまわすことで、ビキニアーマーに予算を避ける開発の努力である。
というか、蜀の領土が実際よりだいぶ大きい方が気になる。これだけ領土が広かったら、孔明は魏を滅ぼしていたのでは……？
で、とってつけたような前説明のあとで、地図に女の子が表示されるのでこれをタッチする。
まずは魏から行ってみるか。魏といえば、甄皇后とかそのあたりかな。
正解：夏侯惇（隻眼の猛将）。
さすが日本、息を吸うように歴史上の人物を女性化しているぜ！
勇者は夏侯惇に近づいていき、「片目が使えないのは戦場では何かと不自由だろう」と語りかけ……。
「そのままでは危険だ！私が特別な装備を与えてあげよう！」
はい、ビキニアーマー。
魏の次は蜀を選んでみようか。
緑色の女の子を選択してみると、彼女は蜀の総大将、劉備。
重要人物がこんな平服では危険極まりないので……。
おいしい桃をくれたお礼にビキニアーマーで武装してあげました。
サイコパスっぽい勇者が、相手の言うことを聞かずにひたすらビキニアーマーを着せていくゲームである。
唯一の欠点は、ビキニアーマーを着せるためには、戦闘でお金を稼がないといけないこと。
時間とともに出てくる兵士をスワイプで倒す一昔前の放置系ゲームの仕組みだが、演出の味気無さとお金のたまらなさは世界いちぃぃぃ！
ビキニアーマーのためでも、これはつらい。広告を見ても効果薄いし。
とはいえ、本作からはビキニアーマーへの愛が伝わってくる。
ゲーム部分には徹底的にお金を使っていないが、ゲーム部分のしょぼさとは見違えるほどにイラストに予算を使っているのはわかる。
また、上にも下にも広告が表示されて、プレイしているだけで広告が出て、とにかく広告だらけなのに……。
ビキニアーマーのときだけは広告なし（メッセージ無しバージョンもいつでも見られる）。
こいつ（製作者）、わかってる。
ゲームはつまらないがビキニアーマーはそこにある。
漢らしいゲームに仕上がっているので、全国のビキニアーマー好き紳士の皆さんには、一度これを試していただきたい。
評価：6（奇ゲー）
おすすめポイント
ビキニアーマー
サイコパス気味な主人公の会話
気になるポイント
お金がたまる速度が遅すぎて辛い
アプリリンク： ビキニアーマー サイコパス気味な主人公の会話気になるポイント
お金がたまる速度が遅すぎて辛い三国志ビキニアーマーになぁれ！ (itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
ビキニアーマーになぁれ！ (itunes 無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
開発：inline planning（日本）
レビュー時バージョン:1.2.0
課金:なし
ライター：ゲームキャスト トシ
