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バンナム、『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』ガチャ排出キャラクター「表示機能不具合」の対応発表。さらなる詳細説明も約束

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『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』のガチャ(ゲーム内表記はガシャだが、本サイトではこの仕組みをガチャという呼称で統一)において、排出されるキャラクターの表記がプレイヤーによって異なっていた事件について、バンダイナムコ側の公式発表が行われた。
それによれば、今回の事件は「メモリ管理プログラムのエラー」であり、全プレイヤーが本来意図されていた設定通りに同一の排出内容・確率のガチャが提供されていたとしている。
「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」一部ガシャの「出現キャラ一覧」及び「出現キャラ提供割合」表示に関する不具合につきまして

また、今回のお詫びとして全プレイヤーに課金アイテムの“龍石”300個(ガチャ60回分)を配布し、不具合発生中に当該ガチャを回した龍石は後日返却するとのこと。


そもそもこの事件は、11月14日の『ドッカンバトル』v3.8アップデート後のメンテナンスの後、ガチャキャンペーンでピックアップキャラクター(10連ガチャを回すとピックアップキャラクターの中から1体が排出される仕組み)が異なって表示されているという現象が判明し、本来は5体程度のピックアップキャラクターが表示されるガチャの中に、ピックアップされることが周知されていたキャラクターがいないこともあり、プレイヤーの間で「プレイヤーに合わせて出るキャラクターを変更しているのではないか」と話題となったものだ。


今回の事件に関しては大企業がそういったことを行うインセンティブが低すぎる(仮に行って多少の利益を上げたにしろ、発覚したときは企業が立ち直れなくなるリスクを背負うのでリスクが高すぎる)し、何らかのキャッシュミスであればそう言ったバグが起きる可能性もあるのでバンダイナムコ側の説明には一定の納得感はある。

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とは言え、プレイヤーを納得させることは難しい。人間は都合の悪いことを印象深く覚えているものだ。

例えば、確率通りにサイコロを提供しているボードゲームに「CPUがいかさまする」というレビューがついたことをうけ、プレイヤーに有利な細工をしてすら「CPUがサイコロを操ってプレイヤーに不利になっている」とレビューされ続けた例などもある。確率通りに提供しても疑われるものなのだ。
サイコロですらそうなのに、確率が低すぎて個人では検証しきれないガチャは永遠に信頼されないと思っている。

本件についての説明はこれで終わりではなく、さらに詳しい内容が後日説明されるとされている。人気ゲームの不安は、業界全体の不安につながる。バンダイナムコが追加のお知らせで徹底的に不安を払拭する説明をしてくれることを期待したい。

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▲まだ詳細な説明がされることをお知らせで記載している。


追記:続報が出ました

『ドッカンバトル』プログラムを一部掲示して表示バグの説明を実施。残る疑惑検証のため情報提供をお願いします


なお、当サイトではドッカンバトルのガチャに関する情報は引き続き募集している。
通常、ガチャの確率を検証することは不可能に近いが、今回は“絆の合体!!女超戦士ガシャ”で10連続ガチャを回した場合、全5体のキャラクターから1体が排出される仕組みになっている(つまり、1体当たり20%と推定される)なので、比較的検証しやすい。
ドッカンバトルの規模を考えると、バンダイナムコ側の説明の通り確率表示停止前からガチャ確率通りに提供されていれば、ピックアップに表示されていなかったキャラクターが当たる証言が得られる可能性は高い。その情報がれだけで今回の疑惑は決着がつくので(そうでないという情報も含め)、ぜひ情報を寄せてほしい。

『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』のガチャ不具合情報提供をお願いします