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人は見た目が10割。地獄の法廷に立って見た目で裁く審判ゲーム『Peace, Death!』スマホ版登場


ニートでも職歴なしでも、今すぐ地獄の裁判官になれる!
そう、地獄の裁判官になって人間たちを裁くゲーム、『Peace, Death!』を遊べばね。
本作は次々と出てくる人間たちの姿を見て、見た目だけで天国行きか地獄行きかを決める恐るべき仕分けゲームだ。
お役所仕事?そう、その何が悪い?

本作は腹をすかせたニート死神が、ついに耐えかねて働き始める……というところから始まる。
地獄の神の前にひざまずき、審判役になるニート。こんな気軽に地獄の裁判官になれるものなのか。
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と思ったが、仕事は超簡単な仕分けだった。これならアルバイトで行ける。
悪魔は左をタッチして地獄行きのエレベーターに。
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人間は右をタッチして天国行きのエレベーターに誘導する。これだけ。30人程度こなせば給料が入る。
楽勝ではないか。
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「次から武器持ってるやつも地獄な!」
「血まみれの奴も地獄!」
「って思ったけど、血まみれのヤツの血を拭き取れたら中間地点に連れてって!」
などと、1日ごとに指示は増えていく。前例ができるともう覆らずに手間だけが増えていく。これがお役所仕事か!
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さらには「1週間も仕事ができれば、後輩の面倒を見られるだろう」と、新人育成を押し付けられ、後輩から電話で問い合わせが来ることも。
「先輩、オーバーウォッチにはまってる人間で、靴が血まみれなんですけどコイツ地獄でいいですかね?」って、言葉だけで判別するのが意外に難しい。
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さらに、地上の動向に応じて仕事の忙しさも変化する。
「十字軍が発生して大量の死者が!」なんてイベントでは鎧兜の男たちが送られてきて判別が面倒だし、「League of DOTAってゲームが流行って人が死んだ」とか言われてオタクが大量に送られてきたときは突っ込みどころしかなかった……。
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しかも給料安いし、上司が4人いて「ちょっと俺のために働けよ」って吹っ掛けてくるし、死神、マジ完全なブラック企業。
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ただ、それを外側からやっているプレイヤーとしては、死者の姿が多岐にわたっていてコミカルだし、仕分けは楽しいしで、ゲームとしてはかなり楽しめる。
Papers, Please』をステージクリア型にして、すごくライトに遊べるようにしたプレイ感というと伝わりやすいかもしれない。
全編英語なのが難点だが、辞書引けば何とかなるレベルなので、英語に抵抗のない方はぜひ遊んでみてほしい。

アプリリンク:
Peace, Death! (itunes 360円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay / Steam)