プランクトンの成長を見守る育成キット『Plankton』レビュー。なつかないし芸もしない。だが、それがいい。
- 育成
- 2017年08月01日

「プランクトンを飼いたい」
よろしい、ならば『Plankton』だ。
プランクトンを見るだけ。芸もしなければ、プレイヤーになつくこともない。
たまにえさを与えることもあるが、本当にそれだけ。だが、それがいいのだ。
ゲームを始めると、
「遠い遠い昔……」
という字幕と共にUFOが登場し、壮大なオープニングが流れて、生命観察が始まる。

最初に説明書が表示されるが、宇宙語なので意味不明。まったく、わけがわからな……!?

微妙に日本語に対応していた。なんだかプランクトンがいて変化して、食物があるんだな。
OK、わかった(まったくわかってない)。

説明書を読み終えると、黒い画面の中に円が1つ。この細胞がプランクトン。

で、じっと画面を見ていると白い点(餌)が出現し、プランクトンが餌に近づくと勝手に食べ始める。
我々はこの辺りに一切介入できない。気が向いたときにシャクシャク食べるのを眺めるのみである。

おはようから、おやすみまで見つめること5分。
プランクトンが餌を5個食べたところで、繊毛が増えて進化した!
ゲーム内容は変わらないのでプレイヤーのできることは増えない。

あ、いや。
今更気づいたが触ると「ぽよん」って感じに逃げて可愛かった。

そして眺めること10分。
また餌を食べて進化した…形が細長くなってる!

この形態になるとプランクトンが「きゅーきゅー」って泣くし、プレイヤーの手で餌を与えられるようになって餌に近寄ってくるのが可愛い。
「きゅーきゅー」泣くのがプランクトンであるのか怪しいところではあるが。

餌を与えすぎると、おなかいっぱいになって寝ることも。
短時間に進化しすぎである。

▲食べて触手が進化しすぎているキモカワ形態
さらに餌を与え続けると、プランクトンはマッシュルーム型のアメーバに変形した。

この状態になると、また我々は何もできなくなる。
しかし、大きな体がゆらゆらと揺れている様子はクリオネのようで(褒めすぎ)可愛い。時々まるっこく変形するので見応えもある。

▲クラゲはプランクトンの一種なので
この辺りまでは可愛かったのに、合体変形してまさかあんなことになるなんて。
続きは、皆さんの目で見て欲しい。

ゲームではなく観察キットと言った方が正しいのだが、意外に見ていると愛着が湧き、水の音もいい感じで「観賞用アプリとして結構いいのでは……?」という気持ちになってしまった。
Steam版は少しお高いが水槽でプランクトンを観察する「第2部」が楽しめ、アプリ版はどこでも遊べるが通常の育成キットしかついていない。
プレイ環境に合わせて選んで欲しい。
評価:6(面白い)
おすすめポイント

気になるポイント

アプリDL:
Plankton (itunes 120円 iPhone/iPad対応 / Steam)
開発:GuoJun Pan(中国)
レビュー時バージョン:1.0.31
課金:なし
ライター:ゲームキャスト トシ
ごみですね。こんなのやめといた方がいいと思いますよ