ゲームキャスト

面白いゲームを探すなら、ここ。

『Last Day on Earth: Survival』レビュー - ゾンビだらけ世界で俺だけが行動してる。クラフトして、家を建設して生きるテラリアな面白さのゾンビゲー

gunji_13
ゾンビが発生した世界で、資源を集めてアイテムをクラフトし、家を建てて生き延びるサバイバルゲームが登場した。
まだアーリーアクセス(開発中)ながら、家を拡大しながら武装を整える面白さは『テラリア』や『マインクラフト』的で、世界的に人気を博しつつあるゲームが『Last Day on Earth: Survival』である。
これまではAndroidのみのだったが、iOS版が登場して遊んでみたところ……これは確かに面白い。

ゲームを始めると、プレイヤーは荒野にパンツいっちょで放り出される。開発中のためか、操作一切説明はない。
あとはゲーマーの感で遊ぶだけだ。
gunji_1

辺りにあるのは、壊れたジープのみ。つまり、調べろと言うことか。
バーチャルスティックで軽快に移動し、手のマークのボタンを押すとジープを調べ始め……。
gunji_2

缶詰、水、ロープと鉄くず、そして肉切り包丁を入手。
このゲームでは行動するたびに腹が減り、のどが渇くのでこれを使い切る前に食料を確保できなければ氏が待つのみか。
gunji_3

早速、周囲を歩いて枯れ木を拾い、資源採取をはじめる。
資源を手に入れるたびに経験値が貯まり、レベルアップするとクラフトできる物が増えるので、とにかく集める。
gunji_5

もちろん、周囲にはゾンビがたむろしており、襲ってくることもある。
ただ、序盤のゾンビは肉切り包丁で簡単に撃破できた。
gunji_4
▲序盤の食料は野いちごを摘めばまかなえる。

そうして、気づくと装備はだいぶ整っていた。
草原の真ん中にコンテナがあって、服も手に入った……下半身は赤いパンツだけだが。
gunji_6

そろそろ拠点を作るべきだろう。画面右上の建築ボタンをタッチし、拾い集めた枯れ木で家の建設を開始する。
なお、建築中にもゾンビが襲ってきて死にかけたことを書いておく。
アイテム選択中も、建設中も、このゲームのゾンビはまったく容赦がない。
gunji_7

そして建築を進めて、家具を作って……かなり本格的な小屋ができあがった。
建築中にゾンビを倒したら、床に転がった死体が永遠に消えない……これはもう、オブジェと思ってあきらめるしかないのか。
gunji_12

かまども作ったので、燃料さえあれば肉も焼ける。
この辺りの仕組みは『マインクラフト』と一緒。
gunji_11

で、そうこうしていると周囲の木を完全に伐採してしまい、これ以上家が拡大できなくなる。
さらなる資源を求めて遠くに出ると……おっと、大きなマップが!
ここから行きたい場所を選択すると、一定時間後に到着する。一番近い森でも徒歩15分とかなり長いが、スタミナを消費するとすぐに到着した。スタミナは5分に1点回復するので、実質的にこれが行動回数になりそうだ。
gunji_8

で、到着した先で伐採の限りを尽くす。プレイヤーの拠点以外は毎回ランダム生成されるので、何度も同じ場所に木を刈りにきてオーケー。
gunjir_1

ただ、本当にランダムなのでものすごい数のゾンビに襲われたりもする。倒れると持ち物を全て失って家からやり直しになるので、だいぶキツい。
服や武器が貴重な中で、銃なんて持って死のうものなら自殺したくなる(死んでるけど)。
gunji_16

そうして家に帰って、またクラフト。今度は作業台を作って木材を切り出せるようになり、畑でにんじんを育てられるようにもなった。
これで飢え死にの心配もない。世紀末生活もだいぶ充実して楽しくなってきた。
というか、このコツコツ貯まっていく感覚がとても良い。それこそマイクラやテラリアで家を建てたときの楽しさそのまま。基本無料でここまで自然に楽しめて良いのか。
gunji_13

そしてまた意気揚々と森に向かう途中でランダムイベント発生する。
空から補給物資のコンテナが投げ込まれるのが見えた。すぐに行けば取れるが、高速移動するにはスタミナが必要……基本無料と思ったら、これが課金ポイントか!でも、行っちゃう(ちゃりーん)。
gunji_14

そして、毒を持つミドリのゾンビに襲われつつも資材をゲット!
コンテナの中には治療薬や機械の部品が入っていた。この世の中に、支援物資を放り込むような組織がまだ動いているのだろうか……。
gunji_15

といった感じで、延々とゲームは進む。
ラジオを完成させれば商人が取引にやってくるし、溶鉱炉を作れば鉄が取れるようになるし、家を充実させるだけでしばらくは楽しい。
gunji_18

そして、落ち着いてくると次は世界の謎がプレイヤーを捉える。
大マップの中では無人の集落が見つかることもあるし、軍事基地が見つかることもある。この世界の構造が気になり、さらなる探索の欲求が生まれるのだ。
gunji_17

果たして、この世界で何が起きたのか。
どんな人々が生き延びているのか、非常に気になるのだ……が、このあたりはまだ実装されておらず、今後のアップデートを待って遊ぶことになるようだ。

チュートリアルが存在しないのは難点だが、序盤の面白さは凄まじかった。
クラフトして装備を充実させ、世界を孤独に旅して謎に直面し、興味が尽きることがない。このゲームにすっかり魅せられてしまった。
中盤以降は一気に間延びするが、今後のアップデートでそれは解消されるだろう。未完成の部分を考えて評価は6とするが、序盤の面白さだけで言うなら8と言っても過言ではない。
ぜひ、さわりだけでも試して見て欲しい。

評価:6(面白い)

おすすめポイント
クラフトと家造りの面白さ
ゾンビ世界を孤独に探索するスリル
世界観の謎に引き込まれる

気になるポイント
溶鉱炉を作った辺りからゲームが間延びする
中盤で見つかるゲートの先は実装されていない
説明がない

課金
装備、一定時間の経験値上昇

(バージョン1.4.3、ゲームキャストトシ)

アプリリンク:
Last Day on Earth: Survival (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)