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高額請求の詐欺アプリが海外セールスランキングに登場。その手口と対策とは?

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海外で高額請求の詐欺アプリが登場し、トップセールスランキングに登場するほどの被害規模に達して話題になっている。
詐欺アプリ業者はあらかじめSerch ADS(Apple公式の検索連動型広告)キーワードを購入し、ウィルススキャンやWi-Fi接続アプリなど人々がダウンロードしやすいアプリを装ってインストールを狙う。そして、起動後にユーザーをだまして高額契約を結ばせる。
ゲームキャストも日本で似た手口に1度引っかかったので、皆さんがその被害にあわないように今回はこの手口を紹介しておく。

詐欺の手口はこうだ。
アンチウィルスと称したアプリを無料ダウンロードさせ使用させる。
今回告発されたのは『Mobile protection :Clean & Security VPN』(※この告発後に削除されており、現在はない)。
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アプリを起動するとチェックが走り、「インターネット接続が安全ではない」と表示される。
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インターネット接続をチェックする機能は有料だが、FREE TRIAL(無料でお試し)ができると表示される。
無料……ならば試しておこう、などと思ったが運の尽き。
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なぜか、請求画面が表示される。
しかも、“$99.99”を“1週間ごとに”払う契約である。
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もちろん、ほとんどのユーザーはこういった詐欺には引っかからない。
実際、元となった記事でも売上とダウンロード数から計算して0.4%が支払っているだろうとしている。
しかし、このアプリは月間$80,000(およそ880万円)を売り上げ、仕事効率化カテゴリで4月からの6月までトップセールスの20位以内にランクインし続けていたという。
これほど美味しいものを犯罪者たちが見逃すはずもなく、直近まではコピー業者がこの手口をまねして、App Storeは詐欺アプリ天国になっていたようだ。が、元の英語記事の告発後にいったん一掃されている。

今のところ、日本にはこの手のアプリはすぐに見つからない。しかし、ゲームを値下げして無料セールに見せかけ、起動した後に何かのボタンを押すと課金のウィンドウが出る詐欺は存在する。
たまたまホームボタンなどにタッチしていたりすると、即座に決済して終わりだ。
定期購読型ではないので発覚しづらいが、そう言ったアプリをセールチェック時に見かける。

この対策は、極めて簡単である。Appleからの明細をチェックし、怪しいものがあれば即座にサポートに連絡して返金を求めればよい。日ごろから、支出をチェックしておく癖をつけよう → Apple お問い合わせ

最後になるが、ゲームキャストはiPhone Maniaさんの記事を通じて情報元の記事“How to Make $80,000 Per Month on the Apple App Store”を知った。iPhone Maniaさんに感謝する。