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『はねろ!コイキング』レビュー - 全ポケモンファンに捧ぐ、あふれるポケモン愛の育てゲー

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最弱ポケモンのコイキングを育てるゲーム『はねろ!コイキング』は、「ポケモン愛」のゲームだ。
単にコイキングを育てるだけでなく、ポケモンたちの世界を表現することに精力を注ぎ、楽しませる素晴らしいポケモン系ゲームなのだ。
課金圧はないに等しい(ただし、ポケモンが可愛くて多少のお金を払いたくなる)から安心して遊べるし、ポケモンも可愛いし、楽しい。ポケモンファンならやって損のないゲームに仕上がっている。


『はねろ!コイキング』は、釣ったコイキングを育てて競うポケモンゲームである。
ただし、公式に「悲しいぐらいに弱いんだ」と歌われるコイキングたちは、本家ポケモンのように戦わない。
その代わりに跳ねて、その高さを競うのだ。


ゲーム自体はとてもシンプルな育てゲーだ。
プレイヤーは相棒となるコイキングを釣り、いけすで餌を与え、特訓マシーンではねる力を鍛える。
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▲餌は成長幅が小さいがどんどん出てくる。特訓は効果が大きいがスタミナが必要。スタミナは30分に1点回復する。

そして十分育ったらリーグに出場し、跳ねる高さを競うのである。
いけ、コイ三郎!
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ぴゅーん!
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そして、決着。
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勝っても負けても勝負するたびに経験値がたまり、一定に達するとトレーナーレベルが上がってより強いコイキングが育てられるようになる。
『はねろ!コイキング』は、この繰り返しで強くなる育成ゲームだ。
ずっとプレイを続ければコイキングはどんどん強くなるし、テクニックらしきものもない。
しかし、ポケモン好きから見れば、素晴らしいアプリである。

もちろん、コツコツと強くなる楽しさがベースにあるのだが、それ以上にポケモンへの愛があふれているのが感じられるのだ。
ポケモン各シリーズからピカチュウやマナフィなどがお助けポケモンとして出現するが、どれも可愛い。文句なし。
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ゲーム内でも、ポケモンに縁のあるイベントが沢山登場する。
特訓や試合の帰りにランダムイベントが待っていて、突然に「きんのたま」と言われるだけでクスリと笑ってしまう。
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▲きんのたまのおじさんも!

ときには警告を無視して進めるとコイキングが突然に連れ去られるインパクトのあるイベントも。
突然にコイキングが引退してしまいショックを受けるが、それもまた楽しい。
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また、育て終えたコイキングがいつまでも生け簀に登場するのも嬉しい。
ポケモンは育て終わったらさよならではない。序盤に活躍したコイキングだって愛着があるし、最後に連れて行ったコイキングにも愛着がある。
それがずっと出てくるのは本当に嬉しい。
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▲生け簀の背景に、過去のコイキングたちが登場する。

とにかくポケモンが可愛く、見ているだけで楽しめる。
コイキングを育ててイベントを見るとまた楽しい。
課金通貨のダイヤで追加のお助けポケモンを購入したり、コイキングの選別をしたりできるが、ゲーム上で課金する必要性は薄く、プレイ中に課金を煽られることもない。
でも、ポケモンへの愛からついついリザードンを買ってしまう。そんな「適度な課金」を実現している。
中盤以降はゲーム展開が間延びする(そして新イベントが少なくなってくる)のが難点だが、それを考えても「アリ」なゲームだ。

安心して遊べるポケモンゲームならこれをまず試して欲しい。

評価:6(面白い)

おすすめポイント
ポケモンが可愛い
コイキングを地道に育てるのが楽しい
歴代ポケモンのキャラやイベントパロディが登場

気になるポイント
演出をもう少し素早く飛ばしたい,
後半はやり直しがツラい。

課金
ダイヤ(追加のお助けポケモン購入や、スタミナ回復など、なくてもまったく問題ない)

(バージョン1.0.3、ゲームキャストトシ)

アプリリンク:
はねろ!コイキング (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)