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楽天、HTML5ゲームプラットフォーム「R Games」発表。スマホブラウザにゲームを提供

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2017年4月4日本日、楽天ゲームズは「R Games」というHTML5プラットフォームを正式リリースした。
楽天ゲームズは、HTML5のゲーム開発ツールを提供するBlackstorm Labsと楽天の共同出資によって設立された会社で、R GamesではBlackstorm Labsの技術を用いてゲームを配信するという。
現在、R Gamesでは「カタログIPオープン化プロジェクト」を利用したバンダイナムコIPのゲームや、タイトー提供のゲームが配信されている。アプリはどれもアイテム課金制を採用しており、楽天スーパーポイントでゲーム内アイテムを購入できる。

HTML5で製作されたゲームは、OSにあわせて専用に開発されたアプリと比べて動作効率で劣る。
しかし、AppleやGoogle Playなどのプラットフォームに縛られずにアプリを配信できるし、SNSに貼り付けたりもできるため、その将来性には期待されている。
このタイミングで手を出しておくことは、楽天にとって投資の意味があるだろう。

ただ、一方で楽天が「楽天アプリ市場」をAndroid向けに提供し、すぐに閉じたことを考えると楽天のゲームに対する姿勢は不安が残る。
アプリ市場と比べても初期ゲームラインナップは弱く、そもそもとしてゲームが面白くない(敵を倒したときぴちゅん!と言わないインベーダーとか)。
この状況を見ると、発表は勇み足のように思えてしまう。

ぜひ、この不安を払拭するようなアグレッシブな攻めを見せてくれることを期待したい。

関連リンク:
R Games