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【TGS2016 インディー】日本発、数え切れない粒子を操るアートゲーム『GEN』

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「ジェネラティブ・アート」と呼ばれるジャンルがある。
すごく雑に言うと、ソフトウェアを利用してランダムっぽいアート作品を作るジャンルだ。
App Storeのゲームで言うと、ピンボールを遊んだあとに、キャンバスに水彩画(?)ができあがる『INKS.』なんかがヒットを飛ばしたのは記憶に新しい。
で、そんなジェネラティブ・アート系ゲームがTGS2016に展示されていたので紹介したい。
それは粒子を操るアクション、『GEN』だ。

GENはとても写真をとりづらい(手が画面に必ず被さる)ゲームだったので、皆さんにはまず動画を見て欲しい。
それから、ゲームの説明に入ろう。


本作は、粒子を束ねて武器にするタッチアクションゲーム。
画面には常に極小の粒子が飛び交っており、これはプレイヤーが画面に触れると指先に向かって集中する。
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薬指の先に粒子が集中しているのがわかるだろうか。
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粒子は、指が触れている数に応じて姿を変える。2本指なら青くなり、直線に。
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3本指なら円に、4本指なら2つの直線に、5本指なら広い範囲を高速で動き回る。
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ゲームの目的は、画面を横切る円形の「ターゲット」に粒子をぶつけて破壊すること。
ターゲットを破壊できると、画面内の粒子が増え、よりダイナミックな映像が楽しめる。
また、ターゲットを破壊するとドラム音が鳴り、BGMと破壊音、粒子が飛び散る映像が同期する気持ちよさもあり、単にアートなだけのゲームにはならないようだ。
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そして、ゲームが終了すると、プレイヤーが操作した軌跡が1枚のイラストとして表示され、「ジェネラティブ・アート」ができるわけだ。
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本作は、2016年11月にiPad向けにリリースされる。大量の粒子が飛び交う様子は一見の価値ありなので、アート系のゲームが好きなら楽しみにしておくべきだろう。
もちろん、リリースされればゲーキャスでもお伝えする予定だ。

関連リンク:
Gen – Yack Lab.

アプリリンク:
INKS. (itunes 240円 iPhone/iPad対応)