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スクエニ、今後も有料ゲームアプリの継続的な開発を宣言。新作も計画中

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スクエニの新作有料ゲームアプリが、スマホでまだまだ遊べるようだ。
5月12日の決算説明会で、スクウェアエニックスは有料ゲームアプリの開発を続けることを宣言している。

現状、スマホ向けゲーム市場は、ほとんどF2P のゲームで占められています。しかし、スマートフォンの性能が大きく向上し、スマートフォンで、携帯ゲーム機向けのリッチなゲームが遊べるようになってき ております。ここに掲載している「ファイナルファンタジーIX」や「聖剣伝説」、「ロマンシングサガ2」などは、いずれもF2Pのような爆発的な売上とはいきませんが、長期間にわたり売れております。(中略)我々はこの分野に、新作も含めてしっかり投資をしていこうと考えております。
(決算説明より)

要約すると、
・有料ゲームは、基本無料ゲームと比べて売り上げは小さい。
・しかし、少ないアップデートで長期にわたって売れ、シリーズ続編などがリリースされる際には過去作も大きく売れる。
・適切な価格を設定できれば、安定した売り上げが見込める。
と言うことらしい。

2011年から、多くのメーカーは有料ゲームを安く販売し、「単価が安くて利益にならない」とさじを投げ、基本無料ゲームに移行してきた。
その中で、スクウェア・エニックスは『CHAOS RINGS』が1,500円と発表して業界とプレイヤーを驚かせ、そのまま「安易に安売りするべきではない」と高額でゲームを配信し続けた。
その信念が、この状況を作ったのだろう。
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▲初代CHAOSRINGS。

これは、強力な人気シリーズを持ち、高価格(スマホにしては)アプリを購入するファンが多いスクエニならではの力業とも言える。
だが、この決算説明が基本無料だらけの現状に一石を投じる結果になるかも知れない。

アプリリンク:
CHAOS RINGS Ⅲ (itunes 2,800円 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)