完成まではハードモードでも15分程度だろうか。
だが、1枚絵のパズルに惜しみない労力を注いだ本作の満足度は、高い。
ゲーム自体はジグソーパズルで、パズルピースをタッチして回転させ、穴にはめるシンプルな操作で完結する。
ときおり謎解きもあるが、基本的には(ハードモードでも96ピースの)1枚の絵を完成させれば終了だ。
確かに短い。が、徹底したファンタジー世界の空気感が、その欠点を補っている。
ゲームを起動すると古めかしい本が登場し、メニュー画面へ。青白んだ世界が、神秘的な空気感を演出する。
ゲームは、魔法使いの語りで進行する。
難易度選択のときも、魔法使いが登場して選択を迫る演出とっていて、機械的に「YESかNOか」というメニューは使わない。
道を作ると、ただの背景に見えていた山羊がその上を歩き始める。
▲一定ピースはめる度に挿入されるストーリーもいい味を出している。
スマホやタブレットの性能が上がり、アプリの世界では豪華なゲームや、性能を生かしたゲームが大量に登場している。
が、やはりこういった素朴なゲームに演出を足すだけでも良いゲームはできる。
『Book of Puzlo』はそれに気づかせてくれる良いジグソーパズルだ。
iPadを持っていたら、ぜひ試してみてほしい。
評価:6(見るべきものがある)
おすすめポイント
青白くファンタジックな空気感
動き出すイラスト
気になるポイント
短い。
課金
なし。
(バージョン1.3、ゲームキャストトシ)
アプリリンク:
Book of Puzlo (itunes 240円 iPhone/iPad対応)
動画: