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iPhone 6sの新技術、3D Touchはスマホゲームの操作性を大きく改善する

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ゲーム好きに朗報だ。
事前の情報通り、Appleの発表会でiPhone 6s、iPhone 6s Plusに3D Touch(タッチ圧力検知)が搭載されることとなった。
これは、スマホゲームの操作性を大きく向上させる可能性が高い。

まずは、3D Touchについて軽く説明しよう。
3D Touchの3Dとは、今までの縦横のタップに加え、タッチの圧力を検知する3軸のタッチ操作をさす。
これまで、タッチパネルを押すときはタップ(押して離す)操作しかなかった。
しかし、今回Peek(弱く押し込む)とPop(強く押し込む)操作が加わった。

この2つが、今後はスマホの操作を大きく返る。
例えば、メールを見るとき。
気になるメールを見つけたら、弱く押し込む(Peek)とプレビューが開く。
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プレビューを見て、そのままメールを開きたければ強く押し込む(Pop)とタップしたときと同じくメールは開く。
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メール一覧画面に戻りたければ、そのまま指を離せば一覧に戻る。
そんな操作がAppleによって発表されている。

さて、それではその3D Touchがゲームにどんな恩恵をもたらすのか。
それは、ボタンの省略である。

タッチパネルの大きな欠点は、ボタンの感触がないことだ。
物理のコントローラーならば、ボタンから指を離しても簡単にボタン戻せる。
ところが、タッチパネルは押した感触がないのでボタンから指が離れていても気付かない。
結果として、ボタンを押しているはずなのに指がずれていて反応しなかったり、目で指の位置を確認したりと操作にストレスがつきまとう。

3D Touchが採用すれば、ボタンを排除してそのストレスを取り除けるのだ。
例えば、今回の発表されたゲームでは、タッチパネルを強く押すと画面が拡大し、敵を狙いやすくなっていた。
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普通の3Dシューティングであれば、この機能はボタンに割り振られる。
3D Touchによって、このボタンが省かれたのだ。
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この応用は、いくらでも考えられる。
アスファルト8』などのレースゲームでは、ハンドル操作しつつ状況に応じて指を離してニトロボタンを押さなければならない(操作オプションはあるが)。
すると、指を正確に戻さなければハンドル操作をミスする可能性もある。
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ここで、ニトロをハンドルボタンを強く押す操作に置き換えれば、ボタンがなくなるので指を離すことでトラブルはなくなる。
虫姫さま ふたり』のようなシューティングゲームでは、ボム使用時にボタンを押差なければならなかった。
これを画面を強く押すだけにすれば、やはりボタンを押さずにすむ。
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指をスライドしてメニューから項目を選択し、強く画面を押して決定を行う操作も誤操作防止に役立つ。
アドベンチャーゲームなどで、重要な選択を誤タッチで決定してしまったことはないだろうか。
そう言った選択を強く画面を押す操作にすれば、誤操作は減るだろう。
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また、脱出ゲームなどには新しい仕掛けが作れるようになるので、iPhone 6s、iPhone 6s Plus専用のゲームが登場することも考えられる。
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Appleは、新しい技術に対応したアプリをおすすめに加える傾向がある。
おそらく、iPhone 6s、iPhone 6s Plusの購入者はすぐに3D Touch対応ゲームを遊べるだろう。

タッチパネルはどんなコントローラーの代わりにもなるが、完全に満足行くものにはならなかった。
今回もまだその問題を抱えているが、3D Touchによってかなり改善される可能性はある。
この変化は、ゲーマーなら見逃せないはずだ。