PCのゲームには、プレイヤー達がゲームを改造して遊ぶ「Mod」と呼ばれる文化がある。
そこにMADFINGER Gamesは、その可能性をスマホに見いだそうとしているようだ。
2015年7月8日、オンライン対戦FPS『Shadowgun: Dead Zone』のソースコードなどがUnity5.1向けプロジェクト「GM's Kit」として公開され、改造できるようになった。
GM's Kitには下記が含まれ、MADFINGER Gamesのライセンスに従って自由に改造できる。
・オンライン対戦のすべての要素
・クライアントサイド＆サーバーサイドのプロジェクト
・デスマッチとゾーンコントロールモード
・2つのマップ
・すべてのキャラクター、すべての武器とアイテム。ただしテクスチャクオリティは低めに。
・mod作成者のため、サーバーリスト機能、接続可能なサーバーリスト機能を追加
ゲーム内のほぼすべてが公開されているが、マッチメイキングシステム、チート対策、アプリ内購入機能、広告機能、分析機能などのノウハウに関わる部分に関しては削除されている。
GM Kitを入手したければ、Unity Asset Storeから無料でダウンロードできる → Shadowgun GM KitのDL
イメージしづらければ、GM's Kitで何ができるのか公式動画で解説されているので見て欲しい。
オリジナルマップを作っても良いし、キャラクターを追加しても良いし、武器の性能を変えても良い。
このゲームは2012年にリリースされたスマホのオンラインFPSで、当時の水準で並外れたグラフィック、快適な対戦、その面白さで人気を博したゲームである。
これを改造して面白いゲームができるかもしれないし、このソースコードを見て学習し、ゲーム開発者が生まれるかもしれない。
この取り組みから何が生まれるのか、今から楽しみだ。
アプリリンク：
SHADOWGUN: DeadZone (itunes 基本無料 iPhone/iPad対応 / GooglePlay)
関連リンク：
Madfinger is giving away sources and assets to the public! – Shadowgun: Deadzone
