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Apple、新たに3つのゲーム用APIを発表。動画共有機能追加で既存サービスとの競合も?

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iOS系の技術系イベント、WWDC2015で新たに3つのゲーム向けのAPIが登場した。
1つめは「GameplayKit」。これはキャラクターの移動経路を探す機能など、AIの作成を助ける機能を持つ。
2つめは「Model I/O」。これはゲーム内のモデルにライティングするリソースになるらしい。
そして、最後に「ReplayKit」。これはゲームのプレイ動画を記録し、共有するためのAPIらしい。
どうやら、最後の1つはEveryPlayやニコニコSDK、その他の動画共有サービスに真っ向から対抗するサービスになりそうだ。

動画共有SDKの提供事業者には不幸なことに、ReplayKitはiOSレベルで統合された録画ツールになるという。
当然、他のSDKと比べて性能面で有利なことが予想される。
また、Appleは自社の機能を使用したアプリを「Appleのおすすめ」としてApp Storeで優遇することがあるため、iOSアプリ開発者は乗り換えの可能性もあるだろう。
突然のライバル出現に、動画共有サービスの事業者は頭を悩ませることになりそうだ。

iOS 8の発表時に追加された「SpriteKit」と「SceneKit」、「Metal」も合わせると、これでゲーム向けの機能は6つとなる。
Appleは一時期ゲームに積極的ではなかった印象があるが、今は積極的に取り組んでいるのかもしれない。