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製作は家庭用のFFチーム。スマホのFF『メビウスファイナルファンタジー』生放送まとめと感想。

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本日行われた「メビウス ファイナルファンタジー 配信前特別放送!」で明かされた情報と、感想をお届けする。
今回の放送は、「ゲームが実機では動かないスクショ詐欺ではないか?」という意見を払拭されるために行われたもの。
そのため、新しい情報はほとんど発表されなかったが、実機でMFFが動いている様子はやっぱりすごかった。


まず、タイトル変更のお知らせから。
『メビウスファイナルファンタジー』のメビウスの綴りが、MOBIUSに変更。
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続いて、ゲームに対する解説。
・スマートフォンのハードだけで見るとすごく高性能。ある意味PS3やXBO360のスペックがある。
・すると、いずれはコンソール(ゲーム機)と同じようにハイクオリティなゲームが押し寄せてくる。
・その前に、いち早くクオリティの高いゲームを出して
・コンソールのFFを作っていたチーム構成がそのままスマートフォンにシフトしている。
・製作態勢やクオリティチェックを含めて普段のファイナルファンタジーと変わらない。
・基本無料にしたのはスマートフォンを使っている人たちに、FFの高品質で革新的なところを知って欲しいから。

個人的にとても印象に残ったのは、「コンソールのFFチームがそのままメビウスファイナルファンタジーを開発している」という点。
スクウェア・エニックスのゲームの中でも社内開発チームが作っているときのクオリティはすごい(かかる予算も違うのだろうが)。

例えば、下図の『BLOODMASQUE』はスクウェア・エニックス内部開発のゲームである。
約2年前のゲームだが、未だにスマホのゲームの中でトップクラスの映像美を誇っている。
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FFを作るとなると、これを2年分以上は進化させたグラフィックになるわけで、公開されたスクリーンショットの通り動いても何も不思議ではない。
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さすがにゲームの面白さまでは保証できないが、これを聞いて期待度はさらに高くなった。

続いてキャラクター紹介。
主人公には仮の名前がついているが、基本的に主人公=プレイヤーで名前を変えられるそうだ。
なお、2014年の発表時に「露出度が高すぎる」という意見が出たたまねぎ剣士のデザインは、プレイヤーの反応をみて変更したとのこと。
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モーグリ。
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ヒロインと思われるセーラ・ロット・コーネリア(FF1のヒロインと同じ名前)。
今作は初代FFをリスペクトしており、、FF1のオマージュ要素がある。
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そして、いよいよ実機でのプレイ。
今作は物理ベースレンダリング(物理的に正しい映像を作る最新の技術)を使っているとのこと。
動画の解像度は低かったが、公式サイトにあるような映像がサクサク動いているように見えた。
古い機種にも対応しており、NEXUS 5、Xperia SO04B、iPhone5、などでも動作するとのこと。
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「キャラクターはPS4のタイトルとも引けを取らないクオリティになっている」という発言はちょっと言い過ぎとしても、十分美しい。
バトルシステムは、コマンド制。
通常攻撃すると、エレメントと呼ばれる玉が画面上にたまり、このエレメントを攻防に割り振って戦う戦術性の高いバトルになっているという。
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エレメントを使って敵の攻撃を防御したり、敵に攻撃するとかできる
攻撃につかうか、防御に使うかでジレンマが発生する。
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もっとも大きな魅力は巨大なモンスターとのバトル。
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上手く攻撃すると「BREAK」状態となり、大ダメージを与えられるらしい。
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成長システムはFF10のスフィア盤に近いものになっており、シードを溜めて新しいスキルを解放していくとのこと。
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「基本無料で大丈夫なのか」という思いはあるが、現段階ではとても期待している。
動画での動きはいいし、先ほど書いたようにスクウェアの内部チームが製作しているし、とにかく「今までとは気合いの入れ方が違う」感を感じるからだ。

また、これを言うのは2度目になるが、ゲーキャスにとって、FFとは最新の映像美とチャレンジのRPGだ。
そうすると、スマホで該当するFFは『ファイナルファンタジー AGITO』だけ。
AGITOは成功したとは言えない(まだサービスしているので、不死鳥のごとく蘇る可能性はわずかにある)が、部分部分を見れば素材はいいし、何よりも映像とシステム両面でものすごくチャレンジしていた。

そういったチャレンジ精神をMFFからは久々に感じる。
現在はデバッグ中とのことだが、本当に早く手元で遊びたい。