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このほしで、いつか、暮らす君たちのために。惑星再生の物語みどりのほし。

midori
素晴らしい演出とビジュアル、高い技術力。
その2つを備え、海外でも戦えるほどクオリティの高いゲームが日本のメーカーPUMOからリリースされた。
実際、昨日2015年3月12日リリースと同時に世界各国の「AppStoreのおすすめ」に選ばれ、様々な国で無料ランキングに顔を出し、レビュー評価は平均で★5と無双の活躍である。

そのゲームの名は『みどりのほし』。
荒涼とした惑星に降りたち、いつか生まれる生命のために緑化作業を行うミニゲームだ。
『みどりのほし』はおおよそ2つのステップしかないシンプルなゲームだが、とても高い技術力と演出力、ゲームバランスに裏打ちされたすごいゲームだ。
まず、画面をタップ(押しっぱなしでもいい)で分解銃を発射し、隕石を分解する。
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続いて、隕石の破片からエネルギーを採取し、分解銃を強化したり、惑星の緑化を進めたりする。
宇宙船の機能を高めるとどんどんエネルギー効率の高い隕石がやってくるようになり、ゲームの進行速度が加速する。
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そして、惑星を100%緑化すればゲーム終了だ。
これだけ聞くとどこぞの放置系ゲームのようなだが、実際にプレイすると桁違いのクオリティに驚く。

まず、スタートと同時に世界観に一気に引き込まれる。
荒涼とした惑星の様子と星空や流れ星の美しさ、寂しい音楽は孤独感を演出しており、プレイヤーは一気に宇宙に引き込まれる。
「僕らは、なぜこんな寂しい場所に作業にきたのだろう?」などと想像せずにいられない。
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また、このゲームは隕石を武器で撃つが、リスクもなにもない「撃って破壊するだけ」のシューティングだ。
しかし、隕石を破壊する演出が気持ちよすぎて、隕石を破壊するためにゲームをしてしまう魔力がある。
まず、隕石を破壊すると、破裂音が耳を刺激する。
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続いて画面が派手に揺れて赤いフレアが発生し、最後に黒煙が立ちこめて散っていく。
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この一連の流れにおいて、音、画面の揺れ、隕石の飛び散り具合、すべて気持ちよくシンクロしていて、ただ隕石を爆発させるだけで楽しいのだ。
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もっと言うなら、隕石の耐久力も「ギリギリで壊れる」程度に調整されていて、撃ってもなかなか壊れないストレスから爆発の爽快感まで一気に運ばれてしまう。

「あー、壊れろ!壊れろ!」

という状態から「やっほー!!壊れた!」というテンションまで一気に運ばれると、もう気持ちよくなるしかない。
そして、爆発のあとには美しい光が地上に降り注ぐ。
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焦れながらストレスをためて隕石を撃ち、破壊で一気にストレスを解消し、最後に美しい星空と緑の光がで気持ちを落ち着ける。
そのサイクルがとても良くできている。
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▲隕石のかけらを収穫すると、地上が美しく光り輝く。この演出もまた気持ちいい。

ゲームとしては短く終わるので、飽きる前に終わるのもいい。
ただ、短すぎるのでプレイヤーによってはボリューム不足を感じることだろう。

一応、2周目、3周目と遊べるが、惑星を緑化したご褒美はもう少し欲しかった。
例えば、『Walkr - ポケットの中の銀河冒険』の惑星を見るように蘇った星に文化が栄える様子を見られたらとても嬉しかったと思う。
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▲隕石のかけらを集めるコレクション要素はあるが、やや物足りない。

しかし気になるのはその程度で、『みどりのほし』はどこをとってもいい感じに小さくまとまっている。
とくにドット絵にエフェクトを加えて美しく見せる手法は秀逸で、海外のインディーゲームとも戦えるビジュアルクオリティ(実際、海外の注目作でこの手法は使われている)。
また、アプリサイズたった9MBで起動も早く、技術力の高さでも面白さを裏打ちしている。

今回はまだ雰囲気ゲーの域を出ないが、これだけのゲームを作れるとなると、今後はPUMOから出てくるゲームには注目せざるを得ないだろう。
いつか、このスタッフでデカいゲームを作ってみて欲しい。

評価:3.0(面白い)

おすすめポイント
爆発の気持ちよさ
世界感を感じるグラフィック

気になるポイント
ボリュームが少ない
図鑑が少し操作しづらい

課金
なし

(バージョン1.0.0、ゲームキャストトシ)

アプリリンク:
みどりのほし (itunes 無料 iPhone/iPad対応)