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実在性ミリオンアーサーを全話無料でキメられるのは今日まで!+おまけ

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皆さんはもう、UTSUWAをキメただろうか?
「UTSUWAをキメる」とは、『実在性ミリオンアーサー』を見る、という意味だ。
一度はまるとやめられない、麻薬のような魅力からこの言葉が生まれた。
詳しく知りたい方は、こちらからどうぞ→UTSUWAをキメろ!実写版ミリオンアーサーの中毒性がひどい。

この番組は、現在ニコニコ動画で全話無料放映されている。だが、11月7日を過ぎると1〜4話までと、最新話しか見られない。
今から見れば、まだ全話見られる。

1回10分なので、合わなければ1話見て即座にやめられる。だから、まずはニコニコ動画で1話を見て欲しい。
たった10分だから!→実在性ミリオンアーサー第1話(ニコニコ動画)

と、初めて実在性ミリオンアーサーに触れる方向けに書いたところで、ここからは5話まで見たUTSUWA者の皆さんのために、ここまでの振り返りをしていきたい。
(本当に与太話なので、UTSUWAにハマっている方以外見ないでOKだ)

実在性ミリオンアーサーとは、ロット王の物語である。

まず、第1話からストーリーを見ていこう。
実在性ミリオンアーサーの舞台は、内戦と外敵からの侵略よって混迷を極めたブリテン島。
その混乱を救うため、国を統治できる人物を探すために作られたのがエクスカリバーである。
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ただし、剣に選ばれたアーサーはなんと100万人。
これは、剣に選ばれた者を戦わせて淘汰し、真に必要な人材を探し出す作戦であった。
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そのアーサーだが、100万人も適正者がいたことを深く考えず、「俺が選ばれた!」と舞い上がっている若者である。

「アーサーでもないくせに(エクスカリバーも抜けないくせに)、UTSUWAにとやかく言うんじゃない!」

というセリフがそれを物語っている。
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では、誰がブリテンを導くべきなのか?
それは、皆さんもご存じ、ロット王である。
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その根拠は、エクスカリバーに選ばれる資質を見ていると分かる。
エクスカリバーは強さで人を選ばない。

ロット王は人間の身でありながら、泉で作られた(人間をはるかに超える力を持つ)ランスロットとアーサーを赤子扱いする達人ぶりを第2話で見せつけている。
しかし、エクスカリバーには選ばれなかった。
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では、知恵や思考の柔軟性だろうか?それも違う。
戦いのあとで、簡単にアーサーにとどめを刺せる状況にあったにもかかわらず、ロット王はアーサーの命を助ける。
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そのあとで、彼が魔女たち言ったセリフが深い。

「お遊び程度に相手にしてやったが未熟の一言。やはり、あんな剣一本で王を決めるやり方など間違っていたのだ。」

この言葉から、ロット王はエクスカリバーのシステムの正しさを検証するために戦場におもむいたことが分かる。
ロット王も、エクスカリバーが選んだものに王の資質を見いだせれば、ブリテンの平和のために協力する気があったのだろう。
だが、出てきたのは2人がかりでもロット王を倒せず、「エクスカリバーを抜けないやつに発言権はない!」と言い切る若造である。
彼の失望たるや、相当のなものだったに違いない。
そんな思慮深さをもっても、エクスカリバーに選ばれなかった。

では、UTSUWA…度量の広さだろうか?
それも違いそうだ。剣サーとロット王、どう考えてもロット王のUTSUWAの方がでかい。
例えば、王に無礼な態度をとる魔女たちにも「魔女は魔女で動くが良い」と、寛大に認める広いUTSUWAの持ち主である。
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第4話、『剣と鎧』では、アーサーたちになじられるガウェインの姿に対して「あれは良い」と優しさを見せる。
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それでいて正すところは正す。
ロット王は、陸で戦うにもかかわらず、水兵帽を被るユリエンス王をとがめている。
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さらに、「11人と言っているけど今日は3人しかいない」と、自らの過ちを進んで認める謙虚な人物でもある。
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どう見ても、ロット王こそ王のUTSUWAである。
とすると、エクスカリバーが見るUTSUWAとは、王のUTSUWAではない。

そもそも、100万人は膨大すぎる数で、ブリテンがよほど大きくてもチャレンジした人間はほぼ選ばれていると考えた方が良い。
すると、特別な資質をはかる剣ではなく、ロット王のような異端をはじき出すシステムと推測される。
その異端とは、確固たる思想を持ち、マーリンの言葉に従わない「信念の持ち主」(良い意味でも、悪い意味でも)ではないか。

第5話では、「モードレットを倒せ」というマーリンの号令に疑問を抱かず、技ーサーと魔ーサーがモードレットの命を奪いにかかる。
これを見ても、アーサーたちがマーリンに言われたままに動く傀儡であることは間違いない。
意のままに動かせる者を王にするのが、マーリンの狙いではないだろうか。
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ここまで考えると、やっぱりロット王こそブリテンを導くべき人物と思われる。
しかし、残念なことに時代の趨勢は人民を煽るマーリンに向いている。
おそらく、正しい王の資質を持つロット王が、剣サーを導き、王権を委譲する話。
それが、実在性ミリオンアーサーのストーリーなのではないだろうか。

モードレッドとの戦いでも、剣サーだけはマーリンに逆らう。
おそらく、第2話の時点で剣サーはロット王と剣を交えて感化され、それを見抜いたロット王によって命を救われたのだろう。

ロット王、かっこよすぎる。BDボックスにロット王のサインがついていたら買ってしまうぐらい輝いている。
むしろ、主人公をロット王にチェンジして欲しい。
時代に飲み込まれる悲劇の王、ロット王が今後どのような活躍を見せるのか、UTSUWA者の皆さんとともに注目して見守りたい。

最後になるが、実在性の元ネタの『拡散性ミリオンアーサー』の続編、『乖離性ミリオンアーサー』の事前登録が始まっている。
UTSUWA者の皆さんは、登録しておくと良いかもしれない。→事前登録で騎士をゲット! | 乖離性ミリオンアーサー

ソーシャルゲームが苦手な方は、スクエニのスマホゲームの中で一番面白いRPGの『CHAOS RINGS Ⅲ』をどうぞ。