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スクエニ、新会社「シンラ」を設立。クラウドによるゲームの進化を掲げる。

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スクウェア・エニックスは、クラウドゲームを提供する会社『シンラ・テクノロジー』。
会社の名前は、『ファイナルファンタジーVII』の会社、神羅からとられている。
社長はスクエニの前社長、和田洋一さんで、2015年初旬にクラウドサービスのβテスト実施し、『Agni's Philosophy(技術デモ)』のプレイアブル版や「ファイナルファンタジーVII」などを提供するという。

スクエニのクラウドゲームと言うと、最近では『ドラゴンクエストX』の3DS版の評判がよろしくなかったが、公式サイトの紹介動画を見ると、ゲームの進化を期待できそうなビジョンを語っていた。


公式動画はこちら。


クラウドゲームについてわかりやすく説明していて興味深いだけでなく、クラウドでゲームが進化することを説いているのが印象的だった。

・クラウドゲームならば、ハードがなくてもプレイできる。
・クラウドゲームならば、ロード時間がなくなる。

という話はこれまでも聞いていたが、個人的には
「プレイヤーが変化を与えた世界を、オンラインのサーバーに永遠に残しておける」という話がとても印象的だった。
巨大なサーバーで処理をおこなっているから、今までのゲームのようにデータの保存に関してメモリの心配をしなくても良くなる。
1個のPCでプレイする規模を超えた、新しいゲームができるかもしれない。

クラウドゲームには、操作の遅延など欠点もある。
実際、TGS2014に展示されていたクラウドゲームサービス、DIVE INも激しいゲームは厳しい印象だった→スマホでFFができるDIVE INを試してきた。ゲームを選べば結構遊べそう。

しかし、広大なフィールドを使うSLGなど、激しい操作がいらないゲームは考えられるし、そういった面ではゲームより進化することも考えられる。
名前だけが話題になっているが、なかなか期待できそうなビジョンを持っているように感じた。

ところで、FF7の神羅は、テロリストに重役がどんどん殺される大変な会社なのだが…その名前で大丈夫か?

関連リンク:
Shinra Technologies, Inc.