ゲームキャスト

面白いゲームを探すなら、ここ。

2014年8月のiPhoneゲームベスト5 - 崩壊する宇宙を孤独に飛び続ける浪漫アクション『ALONE...』はやっておくべし!

8月は超話題作の月だった。
ゲーム機で人気を博した『逆転裁判5』や『Bioshock』、スマホゲームとして話題を集めた『Tiny Tower Vegas』や『Swing Copters』など、いろいろな意味での話題作が登場した。
そんな激戦の中で、ゲームキャストがハマったゲーム5つを紹介しよう。
ベストゲーム5選以外のゲームは後ほどまとめを作る予定なので、そちらを参考にして欲しい。

5位:Sentinel 4: Dark Star (itunes 500円 iPhone/iPad対応)

砲台を設置して陣地を築き、押し寄せるエイリアンを撃退するタワーディフェンスゲーム。
ゲートを中心に防衛陣地を作り、破られるたびに後方に陣地を再設営する「撤退戦」を特徴としており、エイリアンに押されながらぎりぎりで撃退する緊張感ある戦いを楽しめる。
今作では敵を倒すと砲台がレベルアップする、砲台を破壊する敵に対策を行が出現を倒すなどなど多くの要素が追加されてより戦術が奥深くなっている。
ただ、複雑なわりに説明が少ないので、シリーズ初プレイの方は前作から遊ぶと良いかも。

紹介記事:Sentinel 4: Dark Star レビュー - ドラマチックな撤退戦タワーディフェンスさらに奥深くなって登場。

4位:Bioshock (itunes 1,500円 iPhone/iPad対応)
screen520x924
2007年にPCで発売され、大人気となったホラーFPSの移植作。
進化しすぎた人間たちが化け物になって徘徊する海底都市ラプチャーは、歩いているだけで恐ろしい恐怖の空間。
常に聞こえる薄気味悪い音、海に囲まれた閉ざされた空間、突然現れる怪物など恐怖を誘う演出がこれでもかと盛り込まれている。
怪物との戦闘では複数あるスキルの使い分けができるほか、怪物をおびき寄せて同士討ちされるといった幅広い攻略方法があり、ゲームとしても面白い。
残念ながら日本語に対応していないが、英語自体は難しくないのである程度英語が理解できればストーリーも楽しめる。
ゲーム機版よりもグラフィックで劣るが、iPad Airならば十分きれいに見えるので、iPad Air(iPad mini 2)を持っている方だけにおすすめ。
それ以外の端末でも価格分面白さはあると思うが、やはり一番良い状態で遊んで欲しいゲームだ。

紹介記事:BIOSHOCK レビュー - 海底都市ラプチャーを巡る狂気のホラーFPS、家庭用の面白さでiOSに登場。

3位:SWAN SONG™ (itunes 400円 iPhone/iPad対応)
swansong_01
少女が乗る鳥を操作し、終末の世界を飛ぶアクションゲーム。
『鉄騎』の河野一二三さんがディレクションし、『FF12』などの新井清志さんがアートディレクション、『モンスターハンター』や『エルシャダイ』などで活躍した甲田雅人さんがサウンドを担当している。
崩壊してゆく世界のビジュアルと、静かな中に不安を感じさせるサウンドが独自の世界観を見せてくれる芸術的作品。
タップと傾け操作で鳥を飛ばす操作はかなり難しいが、その難しさも含めて「終末世界の厳しさ」としての芸術表現の一部として成り立っている。
ディストピア的世界観に引き込まれ、ゲームの中を旅するような感覚で遊べる作品。

紹介記事:SWAN SONG レビュー - 終わりゆく世界の痛みを、プレイヤーに伝えるアートアクション

2位:逆転裁判5 (itunes 体験無料 iPhone/iPad対応)
gyakuten5_06
ゲーム機のゲームから移植された弁護士となって裁判に臨み、被告人の無罪を勝ち取る法廷アドベンチャー。
証言や証拠品から検察の証言を崩すムジュンを見つけ、小さな謎解きを積み重ね、事件の大きな謎に迫る推理小説の楽しさを誰でも味わえる作りになっている。
裁判という重いテーマにもかかわらず軽快な掛け合いにのせてストーリーが展開し、勢いに乗ってラストまでプレイすると大きな謎を解いたカタルシスが待っている手堅い作りは見事。
アプリで第1話とおまけのクイズの序盤が無料で体験でき、2話から5話までが各600円、全話セットが2,000円で購入できる。
3DS版よりも安価なのにグラフィックが美しくなっており、2,000円でもお得。
体験部分だけでも十分楽しめるので、まずは試して見て欲しい良作。

紹介記事:逆転裁判5 レビュー - 気軽に推理の醍醐味を味わえる法廷アドベンチャー。

1位:ALONE... (itunes 200円 iPhone/iPad対応)

隕石が飛び交う洞窟を、スペースシップで疾走するラン系のアクションゲーム。
文字などでストーリーは解説されないが、壊れた謎の人工物が漂流していたり、惑星が崩壊する演出があったりと背景だけで「惑星崩壊の危機」の世界観を伝える手法が秀逸。
背景が切り替わる度に、次はどんな演出が楽しめるのかとワクワクする。
ドラッグ操作でスペースシップをを上下させるだけのシンプルなゲームだが、その世界観と緊張感を味わうだけで楽しい。
アーケードゲームをプレイしている懐かしい感覚に囚われる、アーケード世代に超おすすめのゲーム。

関連リンク:
2014年7月のスマホゲームベスト5 - 白猫もいいけど、Mad Bulletsも遊んでみてね。
2014年6月のスマホベストゲーム5選 - やっぱりWorld of Tanks Blitzは面白かった。
2014年5月ゲーキャスのベストゲーム5選 - モンハン、テラリア、そしてロマサガ的な空気も感じる Battleheart Legacy が良かった。
2014年4月ゲーキャスのベストゲーム5選 - Monument Valleyやドラクエ4など、話題作だらけの4月の1位はマニアックなアレ。
2014年3月ゲーキャスのベストゲーム5選 - リアル破壊シミュレーター、Smash Hitが面白かった。